住んでわかったマンションに住むメリット

皆さん、こんにちは!
転勤族の旦那さんとおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

皆さんは住むなら一戸建てですか?
それともマンションやアパートなど集合住宅ですか?

どちらにもそれなりのメリットデメリットがありますが、実際、一戸建てに憧れられる方の方が多いイメージがあります。
確かに、マンションよりも一軒家の方が「私の城だ!」と思えますものね。

けど、マンションだって自分だけの城になり得るメリットがたくさんあります。

今日はマンションだからこその利点について考えてみたいと思います!

住んでわかったマンションに住むメリット




1. 管理が楽

マンションと一戸建てを比べて最初に挙げられるメリットはやはり、「管理が楽」なことでしょう。
それを顕著に感じた事例をお話しします。

先日、お盆休みを利用して実家に帰省したときのことです。
私の家は昔ながらの日本家屋で、広さがあるのは良いのですが、庭がすぐ雑草まみれになるのが悩みの種。仕方なく母と一緒に庭の草抜きをしていてふと気が付きました。

なんか、蜂がやたらいる気がする、と。

正直、虫全般苦手で、しかも鋭い針を持つ蜂は恐怖の対象でしかない私は、驚いて飛び上がりました。


「母さん!母さん!蜂、むっちゃ飛んでるんだけど?!」

「え?あー・・・。スズメバチだね」

スズメバチ?!
蜂の中でも最高に気性の荒い、飛ぶアサシンとも言うべきあのスズメバチ?!

完全にパニックになった私の前で周囲を見回した母は、軒下の一角を私に指し示してみせました。


「あそこ。ここ数年暑いせいか、蜂がよく巣を作るようになったのよ」

目をこらすと小さいながらも巣らしき物体が!!
もう、恐怖で言葉もありません・・・。実家の軒下に蜂の巣なんて・・・。


「ど、どうするの・・・。業者に電話しないと・・・」

「お金かかるしねえ。まー、あのサイズならお父さんにまたバーナーで焼いてもらうわ」

バーナーで焼く?!
なにを?!蜂の巣を?!

冗談かと思いましたが、父は慣れた様子で「蜂が落ち着くころに焼くわあ」などと笑っていました。

このように、一戸建てでは時折、処置に困ることが起こります。

・蜂に巣を作られる
・雨漏りがする
・雑草が生い茂る
・玄関に野良猫が粗相をする
などなど。

蜂の巣に関して言えば、一戸建てに必ずしも蜂が巣を作るとは言いません。
しかし、実際、家の軒先だけではなく、家庭菜園用のプランターの影にまで蜂が巣を作る話はよく聞きます。
作られるのも困りますが一番困るのはそれをどう撤去するかという点です。

もちろん、専門業者や自治体に連絡すればいいのでしょうが、しょっちゅう作られたら費用がかかってきますし、精神的にも負担を感じるようになってしまいます。

その点、マンションやアパートであれば、オーナーさんや管理組合に依頼することで適切に処置してくれるのが一般的ですから、突然の事態にも一人で戦わずに済みます。
※ただし、マンションの共有部分でないところでの不具合は部屋の主が対処する、という集合住宅もありますので確認が必要ですが・・・。

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私自身、旦那さんの転勤が多いためさまざまな集合住宅に住みましたが、有事の際には頑張ってくれる管理組合、管理会社さんが多かったように記憶しています。

一戸建てかマンションか、ともし悩まれているようであれば、管理が楽かどうかで選ばれるのも一つの選び方かもしれませんね。


2. 隣人と助け合える

マンションなんて隣に誰が住んでいるかわからない。
確かにそういうケースもあります。ただ、賃貸ではなく分譲の場合、隣近所と良好な関係を築いて暮らせるマンションも存在しています。

以前、分譲賃貸物件(元々は分譲マンションなのですが、その部屋のオーナーさんが賃貸として貸し出していたお部屋)に住んでいたときの話です。

夕飯を食べ終わり、さあて、洗いもの!うほほーい!皿大量!とキッチンに立ち、蛇口を捻ったのですが・・・・。

あれ?!水が出ない。
お風呂の蛇口も、洗面台も捻ってみましたが、やっぱり出ない!

もしかして水道の元栓になにか異常が?!と思い、旦那さんと共に共有廊下に出てみて驚きました。
自分達の住んでいるフロアには4世帯が入居しているのですが、そのすべての家の旦那さんが共有廊下に出てきていたからです。

そのうちの一人、私の家の隣人Aさんはスマホを耳に当てていて、管理会社に連絡をしてくれているようでした。
電話を終えたAさんが言うには、どうやら一棟まるまる給水システムに不調が発生してしまい、復旧には時間がかかるとのこと。

Aさん
「今日直れば良いのですが・・・という感じでしたから、時間がかかりそうですね。さすがに早く直してもらわないと困るとは伝えましたが」

ダンディでいつも素敵に挨拶をしてくれるAさんに、同じフロアのBさん、Cさんもそうですねえ、と頷き合っています。
とはいえ、困っていても水は出るようにはなりません。しょんぼりしながら部屋に戻ろうとしたときでした。
同じフロアのBさんが声をかけてくれました。

Bさん
「あ、うち、水の買い置きかなりあるんで、もしお困りなら差し上げますよ」

部屋に戻ろうとしていた我が家、Aさん、Cさん、みんな一様にびっくり!
だって挨拶くらいはしあう仲ではありましたが、そんな親切にしてくれるとは思いもしなかったので・・・。

この人、神か!と思いました☆彡

お言葉に甘えてお水を少し分けてもらい、なんとか急場をしのいで思ったのは、マンションって隣近所と騒音をめぐってトラブルなんて話がありつつも、何かがあったとき、助け合えることもあるんだなあ、と言うことです。

もちろん、Bさんが特別親切な人だっただけ、と言えなくもありません。けれど、なにか大きな災害が起きたときなど、壁一枚挟んだ向こうの他人が助けてくれるというのはよく耳にする話です。

人との関わりが難しい集合住宅ではありますが、一戸建てよりも距離が近いからこそ、なにかのときには力になってくれることもあると言えるのではないでしょうか。

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3. 防犯がしやすい

最近の一戸建て住宅では、セコムを入れているお宅も増えてきて、防犯面でも安心な物件は多いです。

が、マンションと一戸建てで防犯に大きな差が出る部分があります。

それは、

侵入経路を狭められる!

という点です。

私の実家の日本家屋にて、侵入が可能なところは何か所か、数えてみました。

・玄関
・南側の縁側
・東側の部屋の窓
・北側の窓
・お風呂の窓
・トイレの窓
・二階のベランダ
・台所横の勝手口
・・・・。

多くないか?!
このどこかの鍵を閉め忘れていたら、ヤバくないか?!

反対に自分が今住んでいるマンションの侵入経路を数えてみました。

・玄関
・南側の窓
・東側の窓
・キッチンの窓
・トイレの窓
・・・・。

終わり?!
しかもトイレとキッチンの窓は共有廊下に面しているので侵入するにはオートロックをかいくぐり、マンションの住人の目を盗んでの侵入となります。ここを侵入経路とするのはかなりハートが強い泥棒でないと難しそう・・・。

これはあくまで私の実家と私の現在住んでいるマンションでの話なので、すべての物件に該当するわけではありません。

ですが、近年、都心のマンションではオートロックはあって当たり前になりつつあるため、玄関からの侵入はなかなか難しくなっています。
ただでさえ、マンションは他の住人からの目がありますからね。

また、マンションによっては24時間、管理人やコンシェルジュが詰めてくれている物件も存在します。さすがにそういった物件で正面突破を狙う空き巣も少ないでしょうから、防犯力の高い物件を望むならば、一戸建てより集合住宅でしょうね。

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ただ、そうは言っても注意したいのは、玄関からの侵入が困難であればあるほど、窓に対する警戒がマンションに住む住人は薄くなりがち、というところです。
夏場だからといって窓を開けたままにして寝るというのはあまりに無防備ですし、高層階だからと安心していたがために空き巣被害に遭ったなんていう話も珍しくありません。

相対的に見てマンションの方が防犯力は高く見えますが、一戸建てと同様の防御を住人自らがする必要は当然あると思います。



4.  通勤、通学に便利な物件が多い

実際のところ、一戸建てではなくマンションを選ぶ理由の大半はこれではないでしょうか?

試しに某大手検索サイトで以下の条件で一戸建てとマンションでどれだけの数の物件がヒットするか検索してみました。

・希望地 東京都
・使用交通期間 JR山手線全駅 

一戸建て(新築・中古問わず) 177件
マンション(新築・中古問わず)1,021件

間取りや設備等一切度外視しての検索ですが、一戸建てとマンションでは実に該当物件の数に10倍もの差があります。

この結果をもたらした原因は以下の二点でしょう。

・一戸建てを建てられるほど都心には土地がないため、一戸建ての価格は高騰しがち
・通勤、通学に便利なところには人が集まりやすいので、土地のオーナーも収益が見込めるマンションを建てがち

実際、都心で一戸建てに住む人なんて、昔からそこに代々の家があった人か、よっぽどの資産家くらいではないかな~という感じですよね。

交通機関が近くにあることがマンションの資産価値に繋がる関係から、都心部のマンションは通勤、通学に便利な物件が多いです。一路線だけではなく、二路線使えるという物件もよく見られます。

対して一戸建てとなると、やはり都心から離れた郊外に建てるのが一般的で、会社まで二時間近くかかると言う方も多いですよね。
昔、会社員をしていたころの上司も二時間以上かけて毎日通っていらっしゃいましたもの。

以上のことから、通勤通学により便利なのはどちらかという点においては、一戸建てよりもマンションに軍配が上がると言えるでしょう。

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5. 終わりに

・管理が楽
・隣人と助け合える
・防犯がしやすい
・通勤、通学に便利

と、集合住宅についての利点を述べて参りましたが、さらに追加するとするなら、

「見晴らしのよい物件が多い」

も挙げられますね。
特にマンションの中でもタワマンと呼ばれる高層マンションにおいては、一戸建てでは真似できない「眺望」という財産を持てます。
街の明かりを一望できるばかりか、窓を阻む建物も少なくなりますから、近くのビルのせいで日光が臨めなくなったというような悔しさも感じる機会は少ないでしょう。

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さて、集合住宅に住むメリットについていろいろとお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。
マンション素晴らしい!と言いまくってはいるものの、もちろん一戸建てが劣っていると言うつもりはありません。一戸建ては一戸建てでマンション住まいには絶対に味わえない利点がたくさんありますから。
ただもし、一戸建てが買えないから仕方なくマンションを・・・と言うのであれば、それは思ったより素敵な選択かもしれないですよ、と私は言いたいと思います。
具合が悪くなったときに壁を叩いて隣人に知らせるなど、助けを求めやすいのはやっぱり集合住宅だと思うからです。

そうした意味でも集合住宅って一戸建てよりも安全度は高く、今後ますます加速する高齢化社会には適した住居と言えるかもしれませんね。

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