住んでわかった出窓のメリット、デメリット

皆さん、こんにちは!
おしゃれハウスを夢見る主婦、ヤマダです!

突然ですが、私はモデルルームの見学が大好きです!
近所でモデルルーム内覧受付中、という立て看板があったりすると、つい見に行ってしまいます。

買わないのに(;´・ω・)
って言うか、旦那さんが転勤族だから簡単に買えないのにΣ(゚д゚lll)ガーン

まあ、それはともかく、モデルルームが大好きな理由はいくつかあります。

・収納や間取りに工夫がみられて面白い
・水回りの設備が充実していて、主婦としては夢が膨らむ
・内装がおしゃれ

各物件によって個性はそれぞれであるものの、盛況なモデルルームはぱっと見の見せ方もうまいな、と感じます。
しかし、私がモデルルームに行って、「ここ住みたいわあ」と思ってしまう設備を一つ厳選して挙げるとすれば、それは、

出窓がある!!!

ことですね。

出窓とは、壁面より外に飛び出した窓のこと。一軒家に多く見られる窓の形ですが、集合住宅でもここ最近よく見られます。

40代である私の子供のころ、出窓に抱いたイメージは、

「ちょっと裕福な幸せ一家の家の窓」

というものでした。

地方都市である私の出身地では当時、洋風住宅がやっと増え始めたころで、私の実家も友人の家も絵に描いたような日本家屋でした。ゆえに、洋風のお宅に採用されているような出窓はまだまだマイナーな存在だったのです。

けれど、マイナーだからこそ、子供心に憧れがありました。

「出っ張ってる! いいなあ、おしゃれだなあ。どんな風に使うのかな。中から見たらどんなかな、わくわく!」

みたいに。

そして大人になった今、旦那さんの転勤の関係でいくつか引っ越しを経験する際、出窓がある物件を見るとついついその物件を選ぶようになってしまいました(笑)

と言うことで今日は、出窓のある家に住んでみて感じたメリットやデメリットについてお話ししたいと思います。

出窓

1. 出窓にもいろいろな種類がある

一般的な住宅や集合住宅によく使われている出窓には、大きく分けて5つの種類があります。

① 台形出窓(角型出窓・ベイウインドウ)

出窓の底面を見たとき、台形、もしくは四角に見える形の出窓です。
出窓の中でもオーソドックスな形で、集合住宅で採用されている出窓の主流はこの形と言っていいでしょう。
張り出し面の面積が大きく取りやすいので、実用的なイメージの強い出窓です。
     

2出窓 

② 弓型出窓(ボウウインドウ)

ボウ=弓、と言う通り、弓なりに外へ張り出したタイプの出窓です。
部屋側の一番長い辺が弦に当たると言うわけですね。底面をみると半円のような形になっています。
複数の窓ガラスで構成することで弓型の柔らかいフォルムが実現したタイプです。

出窓 3

③ 三角出窓

底面が三角形になったタイプの出窓です。二辺をガラスにし、三角形の先端が外に突き出しているようにしたタイプのほか、家の角部分を利用し、一辺を壁、一辺をガラスにしたタイプなどさまざまな形態があります。
出窓の張り出し面の面積は狭くなりますが、その分、おしゃれに飾るには適した出窓と言えるのではないでしょうか。

出窓 4

④ トップライト出窓

トップライト出窓とは、出窓の天井部分がガラスになっているタイプの出窓です。
台形出窓や弓型出窓、三角出窓が底面の形を基準に分類されているのとは違い、天井部分がガラスになっているか否かでの分け方ですので、他の出窓との共演が可能と言っても良いでしょうね。
ただ、メンテナンスの難しさもあり、最近は少なくなってきているようです。

⑤ ハーフ出窓

外部への張り出しが、ごくわずかな出窓をこのように呼びます。
なので、出窓の実感はやや少なめですが、臨家と外壁が近かったり、道路が狭かったりと言った大規模に出窓を作れないけれど出窓を持ちたい!という場合にも設置可能なコンパクトな出窓です。都心部にはぴったりのタイプですね。

次に、おしゃれだな~と感じる出窓の形を、友人数人に勝手にリサーチしてランキングにしてみました(笑)

1位 弓型出窓
2位 三角出窓
3位 トップライト出窓
4位 台形出窓
5位 ハーフ出窓

弓型出窓はやっぱり使われているガラスの枚数から見てもゴージャス感があるし、湾曲した柔らかい形が良いですよね。
また、三角出窓は、張り出し面の面積はそれほど取れないにしても、見た目のインパクトはピカイチでしょう。日本人には奇数を美しい、と感じる感覚があると聞きます。特に3が好まれやすいとか。この辺りも三角出窓におしゃれ感を感じる所以かもしれません。
そういえば、芸人の世界のなべあつさんも「3になると馬鹿になる!」と3をモチーフにされていましたね!
(古い? なべあつさん好きだったもので(;´・ω・))

反対に台形出窓が思ったより伸びなかったのは、「わりとよく見る形だから」という意見が。
まあ確かにな~と感じます。おしゃれって他者とどれだけ差別化を図れるか、で決まるところもなきにしもあらずですものね・・・。

と、ここまでは出窓の形についてお話ししてまいりましたが、形はともかく(いや、形も大事だけども!それはともかく!)出窓にすることによってどんなメリットがあるのかを考えていきたいと思います。


2. 出窓のメリットを感じた瞬間

私自身出窓のある部屋に何度か住んだことがあるとお話ししましたが、出窓を希望したのはやっぱり「おしゃれ」だと思ったことがきっかけです。

ですが、住んでみて他にも実に多くのメリットが隠れていたことを知りました。

・部屋が明るくなる

正面からだけでなく左右の面からも、また、トップライト出窓においては上からも光が入るので、明るさはやっぱり出窓の大きなメリットと言えるでしょう。
北側に出窓があるお部屋に住んだ経験がありますが、北側でさえ、出窓があったおかげで部屋が明るく見えました。
出窓を利用して植物を育てる方も多くいらっしゃるのもわかるな~!と思います。
私はサボテンですら枯らしちゃうタイプですけどね(;´д`)トホホ

出窓 5

・張り出し面の使い方でお部屋の雰囲気を簡単に変えられる

出窓はそれ自体、存在感があります。その存在感を活かし、出窓を飾ることで、目線を出窓に向けさせ、お部屋全体のイメージを訪れる人に与える効果があると考えられます。
たとえば、和のテイストばりばりの部屋でありながら、出窓にインド更紗の敷物を敷いたり籐の籠を置いたりしただけで南国テイストに早変わりさせたり、フリルたっぷりのカフェカーテンを出窓に使うことで、お部屋全体がフェミニンな優しい空間になったり、という具合に。
私は友人からもらったバリのお土産の木彫りの猫を飾っていましたが、それがあるだけで部屋がちょっとバリっぽいおしゃれなお部屋に見えてかなり満足でした。

出窓 5

・部屋を広く見せられる

以前、「狭い部屋を広く見せる方法」にて、床の間の話をさせていただきましたが、出窓にも床の間と同じ効果があるように感じました。
部屋の奥に出窓と言う遊びの空間があることで、空間に広がりが生まれ、実際の部屋より広く見えるのです。狭い部屋こそ出窓があるべきかもしれませんね!

・外から部屋の中が覗かれにくい

部屋の内側から見て広がりを感じる一方で、出窓があることで部屋の内部まで外壁から距離ができ、外からは部屋の様子が見えにくいこともわかりました。
これはかなり嬉しかったですね。それほどお部屋の片づけが得意ではないので(笑)

人気のお部屋には出窓があるケースが多く見られるのもわかるな~、という感じですね。

しかし、良いところばかりに思える出窓にもデメリットも実はあるのです。

3. 出窓にもデメリットがあったのか!と思った瞬間

・結構、結露する

住んでみて知ったのですが、出窓は結露しやすいです。
それを実感したのはある冬のこと。友人を家に招いたときです。
その友人は霊感がそこそこ強い子で、部屋に入るなり、
「あんたの家、なにかいる!」などと言い出しました。
いやいやまさか、と思ったのですが、友人にしつこく言われ、出窓に盛り塩をすることに。
数日後、出窓の張り出し面を拭いていた私は、何の気なしに盛り塩を見て固まりました。

水が!水が塩の皿にたまってる!!

もしかして霊?!

びびって旦那さんに話したところ、一言、
「出窓だし、結露の水が落ちたんでしょ」
とのこと。

出窓 6

調べてみると、出窓で結露は普通にあるよう。しかも北側の窓が出窓だと、水が蒸発しにくく結露も起きやすいようです。もっともこれも結露防止用のシートを張るなどすれば対策は可能ですが。

まあ、霊じゃなくて良かった(笑)

・使い方がまずいと外から見て笑われる(-_-;)

部屋の内部は出窓のおかげであまり覗かれない、とメリットでお話ししましたが、逆に言えば出窓は外からよく見える、と言うことです。

それがよくわかる話をしましょう。
私は友人からもらったバリ土産の木彫りの猫と、趣味で作った猫のぬいぐるみを飾っていました。
猫繋がりで(笑)

しかし、このぬいぐるみがまずかった。
ある日、友人ににやにやしながらこんなことを言われたのです。

友人
「ヤマダの家って、なんか変な生き物住んでるよね」

「え?え?なんのこと?」

意味がわからなくてきょとんとしている私に、友人が見せてくれたのはグーグルマップのストリートビューで、私の家の窓が映っていました。
鮮明な画像の中、見慣れたカーテンの隙間から一匹の猫が外を覗いています。
まぎれもなく私の作った猫が!

友人
「これ、なに?たぬき?」

「(たぬきじゃないやい!)」

ドラえもんがたぬきと言われて怒り狂った気持ちが実によくわかりました・・・・。

このように、出窓に置いておいたものがストリートビューでばっちり映ってしまうなんてこともあり得ます。
ですから、出窓に飾るものは外から見られることも考えて決めた方が良いと思います。

・カーテンがつけにくい

出窓はガラスの枚数が多いです。ですからその分、カーテンも必要になります。ただ、ジャストサイズのカーテンってなかなかないんですよね・・・・。
結局、面倒臭くなった私は、部屋側の辺に普通のカーテンをつけることにしました。しかしこれだと、夜になると出窓が隠れてしまうので、出窓の楽しさを味わい切れていなかったと今でも悔やまれます。
ただ最近は、出窓人気の賜物か、出窓に特化したカーテンもネットで買えますので、私も次に出窓のあるお部屋に住んだら頑張って探してみようと思います。

・窓拭きがしにくい

窓拭きについては相当、悩みました。窓の内側は当然ちゃんと拭けます。けれど外側になるとどうにもやりにくい。
特にはめ殺しになっているガラスの面は、手を伸ばしてもなかなか拭けない。拭けないと埃があとになってなんとも美しくない・・・。
この悩みをお持ちの方は結構いるようです。
ただ、最近は磁石式のワイパーを窓の内と外にくっつけて内側から掃除ができるグッズなど、便利な掃除用品があるのでそれらを駆使することで解消はできそうですね。

4. 出窓を上手に使おう!

今回、出窓の使い方についてもいろいろ調べてみました。

・部屋のインテリアの一部として飾り棚にする
・ベッドの頭部分や横部分に設置し、ベッドボードのようにして使う
・低めの高さに設定し、ベンチにして使う

出窓というと飾り棚のイメージが一番私には根強かったのですが、ベッドボードやベンチのようにして使うというのも素敵ですね!

出窓 7

ちなみに、出窓をおしゃれに見せる極意は、「ものを多く置き過ぎない」ことだそうです。
あくまで出窓はちょっとしたものを置いたり、ちょっと休んだり、と「ちょっと」を実現させるものであるべき、と言ったところでしょうか。
おしゃれは引き算、とも言いますしね。

おしゃれアイテムとして最強と言っても良い出窓を、活かすも殺すも自分次第!
私は出窓のお部屋でもいろいろやらかしていますが、そのとほほな体験が、皆さんの出窓との付き合い方にプラスに働くよう、心から願っています!

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