メゾネットまるごと調べてみました!

皆さん、こんにちは!
転勤族の旦那さんとおじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

我が家は転勤が多い家です。だからお引越しも多く、いろいろな間取りのお部屋に住まわせていただきました。
ですが、まだチャレンジしていない物件があります。

それは・・・・。

メゾネット!!

私はこのメゾネットに興味津々!今のところご縁がないけれど、
「メゾネットかっこいい~!!」
という憧れを持っています。

けれど、旦那さんは実に消極的。

旦那さん
「いや~、君がメゾネットメゾネット言うのはさ、ようは流行りでしょ?流行に乗っかってるだけでしょ?メゾネットのメの字もわかってないくせに、騒いでるだけでしょ?」

「(お前はわかってるんかい(# ゚Д゚))」
旦那さん
「大体さ、そもそもメゾネットってなんでそんなに人気なの?君、知ってる?」

「(うるさい!かっこいいからだろうが(# ゚Д゚))」

毒舌の旦那さんにやり込められてしまいましたが、確かにメゾネットって、
「家の中に階段がある集合住宅」という認識くらいしか私になかったのも事実。
そもそもなぜ人気が高いのかも、お恥ずかしながらいまいちわかっていません。

次はどの町に行くかわからないし、メゾネット住宅とご縁があるかもわかりませんが、いつか来るかもしれないメゾネット生活に備え、メゾネット型物件についてまるごと調べてみたいと思います。

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1. そもそもメゾネットとは?

そもそもメゾネットとはどういうものなのかを調べてみると、

「集合住宅にて共有階段ではない内階段が設置された、上下2フロア以上を一つの住居とした物件」
のよう。

自分の予想と同じでちょっとほっとしました^^:

ちなみに、メゾネットタイプの集合住宅が作られるようになったのは、1960年代からだとか。
1960年代と言えば、マンションやアパートも畳の物件が多かった時代なので正直、メゾネットの印象はありません。
けれど、そんな前から作られていたのだから物件数もかなりあるのか?と思ったのですが・・・・。

分譲 83件(全マンション、アパート件数6,829件)
賃貸 869件(全マンション、アパート件数83,363件)

※某不動産サイトにて。東京23区、メゾネットで検索。

この検索結果を見ると、分譲にしろ、賃貸にしろ、東京23区には1%前後しかメゾネットは存在しないということになります。
これはあくまでざっくりと検索した結果ですし、地域性もあるでしょうが、東京23区内においてメゾネットに希少価値があることだけはこの数値から見て取れます。

そりゃあ、探してもなかなかメゾネットに出会えないわけだ、という感じですね。

けれど、少ないからこそなのか、メゾネットに住みたいという方は多いです。
では、メゾネットにはどんなメリットがあるのでしょう?
調べてみました!

2. メゾネットのメリット

メゾネットの利点を挙げると大きく4つが考えられます。

・一戸建て気分が味わえる
・デザイナーズ物件が多くおしゃれ
・上階からの騒音が少ない
・ライフスタイルによってフロア分けがしやすい

では一つずつ見てみましょう!

① 一戸建て気分が味わえる

一戸建てにあって、集合住宅にないものを考えたとき、まず思い浮かぶのは「庭」「2階」ではないでしょうか。
しかし、メゾネットは集合住宅でありながら、従来のマンション、アパートにはないこれらのものを持ち得ます。
多フロアを利用できる、というところから「2階」がクリアされるのは当然ですよね。
じゃあ庭は?と言うと、最近よく見られるのが「ルーフバルコニー」が設置された物件です。
ルーフバルコニーとは、下層階の屋根を利用して作られたバルコニーのことで、メゾネットタイプでルーフバルコニーを設置しているタイプの場合、自宅の下層部の屋根を利用して作られる形が多く、集合住宅にありながら広々とした敷地が確保できるので、ガーデニングをしたり、お友達とちょっとしたパーティーをしたりも可能になります。

ほんと、まるで一戸建て!

パーティーは料理が得意じゃないんで開けないかもしれませんが、ルーフバルコニーにデッキチェアを置いてワンコを抱えてお昼寝をしたい!!

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② デザイナーズ物件が多く、おしゃれ

多フロアを使えることだけではなく、スタイリッシュな物件であるかもメゾネットの価値を上げている一因になっていると思われます。
床材に大理石を使った高級感満点の物件や、壁をコンクリート打ちっぱなしにして都会的なイメージに仕上げている物件、はたまた、階段を普通の階段ではなくらせん階段にした物件などなど、オリジナリティ満載の物件がメゾネットタイプには実に多いのです。
これらのデザイン性を企業イメージにも取り入れられるよう、メゾネットのお部屋をオフィスとして使用する企業もあるくらいですから、メゾネットにとっておしゃれかどうかは選ばれる際の大きなポイントと言えるでしょうね。

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お子さんがいらっしゃるご家庭や、ペットを飼われているお宅がメゾネットを希望する理由の一番にこれを挙げられるくらい、メゾネットは騒音対策がしやすい物件です。
防音効果のある壁、床材が使われていることが多いのも確かですが、やはり上階、下階に分かれていることで、入居者自身で音をコントロールできるというのが騒音の出にくい背景にはあるでしょう。

音は上から下へ通ることが多く、下からの音が上に抜けることはあまりありません。
(木造アパートだとどこだろうと響いてしまいますが・・・)
ですので、小さなお子さんやペットのいるご家庭では、下フロアではなく上フロアを遊び場にすれば、下へ響いたとしても自分の家なのでご近所からのクレームには繋がりにくいのです。

4メゾネット

うちのワンコは年も年なので、それほど駆け回りませんが、たまーに、
「走りますぞ!」
と、思い出したように走ることもあります。そういう意味では、メゾネットに向いていると言えるかも?

④ ライフスタイルによってフロア分けがしやすい

フラットタイプのように一続きになっていないおかげで、空間を分けやすいと言うのもメゾネットの大きなメリットです。

たとえば、自分は明日朝早いからもう就寝していたのに、夫が飲み会で日付変更線をまたいで帰宅したとします。
向こうも気を使っているらしく、着替えて、お風呂に入って、布団に入ってという一連の行動をなるべく音を立てないようにやってくれているみたいだけど……。

いや!頑張って潜めている息すら聞こえる!!

みたいな経験、ありませんか?
うちだけだったらどうしよう(-_-;)

と、まあこのように、同居人と生活サイクルが違うとちょっとした物音も筒抜けで、それが睡眠不足などのストレスに繋がるというのもよく聞く話です。
特に水音については、深夜のシャワー音が気になって仕方ない、という方も多いとか。

けれどメゾネットなら、水回りと寝室をフロアで分けて設計された物件も多いので、お互いに気を使わなくて済みます。
また、リビングと寝室、仕事部屋とプライベートルームをフロア別に分けられるような間取りも存在するので、各々のライフスタイルを無理なく守ることもできます。

自分の生活を空間によって管理しやすい物件、それがメゾネット物件、と言うことなのですね。

メゾネット 5

3. メゾネットのデメリット

と、「メゾネットこんなに素敵!住んでみて!」と言うテンションでお伝えしてきましたが、物件選びをするならデメリットも知っておきたいところ。
ここからはメゾネットのデメリットについても考えてみましょう。

ざっと考えられるのは以下の4つです。

・動線が悪い
・階段がある分、使える面積が狭くなる
・賃貸、分譲、どちらも値段がお高い
・階段が辛い

こちらも一つずつ確認していきましょう。

① 動線が悪い

家事をしていると動線ってやっぱり気になりますよね。正直、一番メゾネットで引っかかるのは動線が悪い物件がちらほらあるな~という点なのです。

たとえば、私はその週に使用する食材を近所のスーパーの特売日に一週間分まとめて購入します。この一週間分の食材がなかなかの重さ。
けどメゾネット物件の中には、玄関が下層階で台所は上の階と言う間取りも少なくないのですよね。
ひいひい言いながら玄関を開けて階段を上って台所へ行く……。うーん、きつい!
また、洗濯をした後の干し場が階段の上という物件もあります。これもなかなか大変。なぜなら濡れた洗濯物は乾いたものよりはるかに重くなるからです。一説では1.5倍の重さになると言われています。
それを抱えて階段を上るのです。考えただけでぞっとします。
このように、家事をワンフロアで片づけられない物件もあるという点はデメリットとして抑えておくべきかもしれません。

もっとも、洗濯機置き場を上層にして、ドアを開けるとすぐ干し場へ行けるなど、主婦に優しい間取りを実現しているメゾネットも近頃は存在していますから、仲介業者さんとよくよく相談してみることをオススメします。

② 階段がある分、使える面積が狭くなる

これもよく言われることなのですが、階段は案外面積を取ります。フラットタイプの場合、メゾネットの下層と上層を合わせた面積にプラス階段の分の面積も使えるのに対し、メゾネットは階段分面積が減ります。階段の下を収納にする方法が一般的ですが、らせん階段だとそれもできません。必然的に収納が狭くなるケースもあるので、自宅の荷物や家具を想定したシミュレーションをするべきだな、と感じます。

メゾネット6 

③ 賃貸、分譲、どちらも値段がお高い

以前、最寄り駅の近くで賃貸のメゾネット物件の広告を見かけました。しかし、今私が住んでいる物件と駅からの距離も築年数も面積も変わらないのに、プラス30,000円くらいメゾネット物件の方が高く、随分驚いたのを覚えています。
これは一例ですが、調べてみるとメゾネット物件はやはり、地域相場よりお高いケースが多いようです。
需要のわりに物件数が少ないことや、デザイナーズマンションであることが高価格に繋がっていると思われます。

とはいえ、お高いものにはそれなりに価値がある、とも言い換えられますから、逆にメゾネットが良い物件である証明なのかもしれませんね。

④ 階段が辛い

階段があれば、それなりに足腰に負荷がかかります。今は良くても年を取ってくると階段もきついかな~と思わなくもありません。
バリアフリーには逆行していますからね(-_-;)

が、考えようによっては、年を取ったときにありがちな運動不足については考えなくても良いとも言えます。
うちはおじいさんチワワが階段の上り下りができませんから、毎日ワンコを抱えて階段を使うので腕と足は必然的に鍛えられるかも。

ちなみに私の旦那さんのお母さんの話ですが、2階建てのご実家のむちゃくちゃ急な階段を、用事がなくても毎日あえて上ったり下りたりしているそうです。そのおかげなのか、お母さんは70歳ながら、ハイキングで有名な高尾山をふもとから今でも平気で登られるとか。
いや~、私には無理(-_-;) 高尾山を一合目から山頂までなんて絶対辿りつけない。
「す、すみません、無理なんで引き返します・・・」
と、せっかく来たけど回れ右して帰る自信しかありません(;’∀’)
(根性なしですみません・・・)

いずれにしてもメゾネットならお母さんのように運動の一環として階段を使えそうです!

4. メゾネットに向いている人はこんな人

メリット、デメリット出そろったところで、メゾネットに向いていそうな方をまとめてみました。

・一戸建ての購入前に予行練習をしたい方
・小さいお子さんのいらっしゃる方
・自宅で仕事をされている方
・ご家族同士で生活リズムが違う方

階段の上り下りが発生するので、足腰に不安がある方だとメゾネットに不便さを感じられるかもしれません。
が、健康な方と暮らすのであれば二世帯住宅のようにして使う方法もありますから、一度内見だけでもされてみると良いかと思います!

5. メゾネットを選ぶのは賢い選択

メゾネットの最大の魅力を一言で表すとしたら「多様性」だと、今回いろいろ調べていて感じました。
フラットタイプの住居と違い、メゾネットタイプの物件は面ではなく、空間による生活パターンを考えられ、暮らし方にも多くの可能性を生んでくれるからです。
「子どもが小さいうちは走り回ることも多いから、子供部屋は上の階にして、大きくなって落ち着いたら、静かに過ごせる下の階に勉強部屋を作ってあげよう」というように、そのときどきの状況によって居室の位置を変えられるなど、一軒家さながらの多様性を集合住宅で実現させられるのは、メゾネットのほかにはありません。
メゾネット物件に住んだ方が一度住むと長く住む傾向があるのも、そうした理由からではないでしょうか。

以上のことから、これから物件を探そうとしている皆さん、あるいは土地活用をしてマンションを建てたいと思われているオーナーの皆さん。
メゾネット物件に着目してお部屋探し、販売をされるのは賢い選択だと私は考えます。
確かにコスト面では痛い面もありますが、それ以上に得るものが多いことは、メゾネット物件の数の少なさに対し、住みたいと願う希望者が多いことからも明らかですよね。

流行るものにはそれなりの理由があるもの。
今回のように、「この物件、なんでこんなに人気?」といった情報を今後も引き続き調べていきたいと思いますので、どうかこれからもよろしくお願いいたします!

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