マンション1階だって良いじゃないか!

皆さん、こんにちは!
転勤族の旦那さんとおじいさんワンコと暮らす主婦、ヤマダです!

近頃、我が家のワンコは寄る年波には勝てないのか、階段の上り下りが辛くなってきたよう。
成犬のころはアパートの階段をアトラクション感覚で駆け上っていたのに、今は一段目に前足を掛けつつ振り向き、

「す、すみません・・・・。ちょーっと上れないみたいなんで・・・手伝っていただいて構いませんか・・・。いや~、ご迷惑おかけしますのう。フォッフォッフォ」

みたいな。

大変そうなお年寄りにスパルタで階段上らせる趣味はないので、

「大丈夫ですか? おじいちゃん」

みたいに抱き上げて毎日、階段を上ったり下りたりしています。

そんなとき、ふとひらめきました。

もう、いっそ1階に住んじゃえば?と。

ただ、引っ越し族の自分でも1階は避けてきました。
それは、1階避けるべき的なデメリットがどうしても目についてしまうからです。
でも、逆に思うのです。
1階ってそんなにダメなのか?と。

ということで、本日は、1階のお部屋に住むメリットについて考えてみたいと思います。

1階ならではのメリット

1.1階が忌み嫌われる理由

さてさて、メリットを考える前に、一応抑えておきたいのは、そもそもなんで1階がそんなに嫌われるのか。

理由はいくつかあります。

① 上層階からの物音に悩まされる

1階ということは、当然その上に2階やら3階やらあるわけで・・・。
生活音、特に足音のような振動系の物音はどちらかと言うと上から下へ抜けていきますから、1階に住むということはその生活音を受け止める覚悟が必要、ということになります。
神経質な人には1階は向かないでしょうね。

1階ならではのメリット①

② 虫が入ってくる

虫嫌いの私からするとこれが一番引っかかる・・・。
羽のある虫は上階でも出てきますが、それでも階数が上がれば上がるほど出現率は減ります。逆に言えば1階はその辺りが虫にとって実にフリーダム。羽があろうとなかろうと入り込めてしまうという・・・。
これは確かに1階に住む際の大きなデメリットと言えそうです。

③ 湿気が多い

テレビを見たり、料理をしたり、と普通に生活しているとそこまで気づかないけれど、なんの気なしに押入れを開けた瞬間、湿気からくるかび臭さに震える!!なんてこともあるそうな。たまらず湿気取りを置いても、数日で水がいっぱいになるという。
(1階に住んでいた友人談)

④ セキュリティに不安

少し前に、芸人の小梅太夫さんが、「自分の部屋の前に不審者がいた!」と恐怖体験を語られているのを耳にしましたが、それもやっぱり1階でした。
オートロックがあっても窓からの侵入には弱い住宅が多いのも事実。
この部分がネックで1階を避ける方はやっぱり多いですよね。

2.1階に住むメリット!

前項にて実に多くのデメリットが出てきましたが・・・。
でもそんなこと言ったら、1階に住む人がいなくなってしまうのでは?と不安になってしまいます。
なので、ここからは1階に住むメリットを探していきたいと思います!

① 家賃が安い

デメリットが挙がりやすい1階だからでしょうが、基本的に同じ棟の中でも1階は格安になっていることが多いです。分譲にしろ、賃貸にしろ、それは変わりません。
私は今、賃貸住宅の3階に住んでいますが、この物件の内見の際、1階も見せていただきました。
広さは3階のお部屋よりちょっと広いくらいだったのに、1万円も家賃が安く、とても驚いたのを覚えています。
しかもそうまで下げても借り手がつかないからなのか、

「今決めてくれたら、もう5千円下げます!」
とまで言われ、大いに心が揺れました。

前項で挙げたデメリットなんかより、家賃を抑えたい!という思いが強い方にとっては1階こそが狙い目なのではないでしょうか。

② こちら側の生活音で苦情を言われることが少ない

足音や水音といった生活音が響くのは上から下、というのがわりと多いもの。
私自身、
「上の人、うるさいな~」
と思うことはあっても、
「下の人の音がうるさい!」ってあんまり思ったことがないです。
これは裏を返せばつまり、1階からの物音はそれほど漏れない、ということ。

そういえば、うちの旦那さんが、先日騒音をめぐるご近所トラブルを扱ったテレビ番組を見ながら、

「世の中には他人の物音が気になって仕方ない人がいる一方で、『とにかく人さまに迷惑を掛けたくない。物音が伝わらないように、静かに過ごしたい』という人は案外いるものだよ」

なんてことを言っていました。

確かに、ちょっとしたことがトラブルに繋がりやすい現代。
物音を極力出さずに生きられるかどうかは重要視するべきポイントかもしれません。

その観点で見た場合、1階であれば、こちらの物音が伝わってしまうリスクは上層階よりも少ないと言えなくもないでしょう。

もっとも、木造ですと上だろうが下だろうが関係なく音が響く、なんて話もありますから、建物の構造によるところは大きいですが、その点を除外して考えるならば、
「なるべくつつましく、静かに、迷惑にならないように」と思う方にとっては理想的かもしれません。

③ エレベーター待ちがない

高層マンションに住んでいた友人が以前、こんなことを言っていました。

「朝、いってきま~すって部屋出るでしょ。下まで降りるのに10分近くかかることがあるのよ。なかなかエレベーターが上がってこないわ、やっと乗っても各階で停まるわで!
ここは会社かって思った(# ゚Д゚)
しかもさ、ゴミの日だったりするとも~最悪!ゴミ袋抱えてみんな乗ってくるからさ、密室での臭いとの闘いよ!」

それはきつい^^:


1階ならではのメリット③

日本は朝出社し、夜帰宅、のスタイルが定番で、通勤ラッシュなんてものも生まれてしまいます。
しかしまさか、家を出ようとしてすでにラッシュとは・・・。
そういう点から考えると、1階であればエレベーターに乗る手間はないので、家から出たとたんエレベーター待ちでイライラ、なんてこととは無縁ですね。
ゴミ出しに行こうとしてエレベーター待ちなんて憂鬱になりそうだし、そもそも生ゴミ臭漂う袋を手に、逃げられない密室であるエレベーターに乗り込むのも躊躇するし、主婦目線から考えても1階はアリです!

④ 一戸建て気分が味わえる

先日、高畑充希さん主演の「植物図鑑~運命の恋、ひろいました」という胸キュン映画を見たのですが(40代のおばちゃんだってたまには胸キュンしたいんで(笑))
高畑充希さん演じる主人公さやかの住んでいるアパート? いや、あれは団地かもしれない雰囲気でしたが、とにかくさやかのお部屋が1階なのです。で、1階の特典なのか、小さいお庭みたいなのが付いていて、そこに生えている植物を、岩田剛典さん演じる樹と二人で眺める、みたいなシーンがありました。
この映画、タイトルが植物図鑑だけあって、植物の描写が多いのですが、その関連でさやかの部屋の庭もよく登場します。

その庭が実に良い!

ほどよい広さで、緑がたくさんあって、日が当たってて。
この部屋、住みたいわ~!!と思いました。

そう思って探してみると、案外あるんですよね。
集合住宅でありながら、小さい庭のような占有スペースがある物件って。
映画のようにちょっとした庭みたいなスペースがあれば、ガーデニングができたり、お洗濯物をたくさん干せたり、テーブルとイスを置いてティータイムしたり!
とまるで一戸建てのような使い方ができます。 

これは1階ならではのメリットですね!!


1階ならではのメリット④

あと、私が今住んでいるマンションの1階を見ていて、「これ、いいな」と思っているのは、ポストが集合ポストではないことです。
通常、マンションだとポストは各部屋のものが一か所に集められていますが、うちのマンションは1階の人のポストだけ、自分の部屋の玄関のすぐ前に独立した形で設置されているのです。

ほんとに一戸建てみたい!!

たまにある郵便物の投函ミスも、ポストが独立していれば起きにくくなりますし、こういうポストが付いている家なら住んでみたいです!

1階ならではのメリット⑤


3.終わりに

この間、ぶらぶら散歩していたら、とあるマンションの1階のお部屋が現地販売されていて、ついつい覗いてしまいました。
「1階だし、暗そうだな~」と思って入ってみたのですが、とっても明るく、真冬だったのに、太陽の光だけでお部屋が十分温まっていました。
立地によっては、1階だって暗くも寒くもない部屋、実はたくさんあるんですよね。

「1階は暗い。じめじめしている。日が入らない。寒い」
もしかしたら、こうした先入観が1階の物件を売れにくく、借りられにくくしているのかもしれません。

とはいえ、確かに1階は他の階に比べ、デメリットがどうしても目につきます。セキュリティ面の弱さはその最たるものでしょう。

しかし、ご存知でしょうか。空き巣が狙うのは1階だけではなく、2階や3階、下手したら最上階ですら危ないということを。
確かに侵入しようと思うなら、1階がもっとも入りやすいし、逃げやすいです。でもそれは入られるかもしれない1階の住人もわかっていて、鍵を余分につけたり、強化ガラスにしていたり、と対策もされていることが多いです。
対して、1階より上の階になると1階ほどの警戒心は抱きにくくなります。オートロックが付いていればなおのこと。
「まさかこんなところまで入って来ないだろう。オートロックもあるし」という感じで。

私も、今住んでいるマンションにおいて、オートロック付いているから安心、と玄関の鍵を開けっ放しにしていることが時折あり、よく旦那さんに怒られています・・・。

そう考えてみると、1階の物件が危険、とも一概に言えないのではないでしょうか。

「でも売れない」
「借りてもらえない」

そう悩む、1階のお部屋のオーナー様もいらっしゃると思います。
そんなときは、良かったら今日お話ししたような1階ならではのメリットを前面に押し出してみてはいかがでしょうか?

特に一戸建て気分が味わえるような付加価値のある設備を追加することで、流れが変わるかもしれません。
あるいは、ターゲットを絞ることでも、買い手、借り手はつくのではないかと私は考えます。


子供が小さい時は1階が重宝します


私のように老犬を飼っているような家や、元気いっぱいに走り回るお子さんのいるご家庭などなど、1階に住むのにマッチするタイプは実は結構いるので♪

まずは、不動産業者に相談して売り方、貸し方を今一度、検討されることをオススメします。

ちなみに、私が借りたいな、と思う1階のお部屋は、こんなの感じかな~。


・専用の庭があり、物干し台が設置されている
・窓に2個以上鍵が付いている
・ワンコの足洗い場が玄関近くにある

ここは、ワンコ飼いにとっては結構ポイント高いです(笑)

さてさて、次はどこへ転勤になるのか!そしてどんなお部屋に出会えるのか!
次はいよいよ1階デビューか!
まだわかりませんが、今回いろいろ考えてみて、また一つ、次のお部屋の選択肢が広がったように思います♪

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