オリンピックに向け、盛り上がる東京都江東区湾岸地区

現在どんどん進むオリンピック開催のための整備と準備、またその先を見越した再開発が加速していますね。

それだけオリンピックに対する期待と経済効果が見込まれているのでしょう。


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私が現在住んでいる築地も、市場が築地から豊洲に移転し、それを境にどんどん周辺の環境が変化しているのを日々実感しています。

今回は、どのエリアがオリンピックに向けて変化しているかをさらっと考えてみたいと思います。

商業施設やビジネスビルの再開発も毎日ニュースでみることが多いのですが、ここではマンションなどの住宅施設や環境について絞りたいと思います。

まず、私がこの記事を書こうと思ったきっかけをいくつかお話ししたいと思います。

オリンピックの開催をハード(建物)から思う

東京でオリンピックが開催される、ということが大々的に報道される前から晴海五丁目の大きく拓けた土地がこれから何かが建設されていくんだという雰囲気を醸し出していました。

ららぽーと豊洲まで向かうバスで春海橋を通過しますが、通り過ぎるたびにどんどん高くなっていくマンションや整備されていく土地をみて、オリンピックが近づいているんだなという実感がわいてきました。


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築地市場⇒豊洲市場

また、先述のように築地市場から豊洲市場に移転してから、古い建物やマンションがどんどん取り壊され、気づけば以前から在ったお肉屋さんや古い家屋がなくなり更地となり、あっという間に白い塀で囲まれ、集合住宅建築予定地やホテル建設予定地と掲示されるようになりました。


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東京ビッグサイト

最後にもうひとつ、私は毎年東京ビッグサイトで催されるコミックマーケット(以下コミケ)に参加しているのですが、いつの間にか国際展示場駅の隣にはホテルが建ち、ゆりかもめの車内からは大型建築物が建つであろう更地があちこちに点在していました。

こうした身近な地域での変化を通じて、特別なにか調べたり報道されなくとも、オリンピックにむけてどんどん整備し開発していっていることを実感しました。

そんな変化が、この記事を書こうと思ったきっかけなのです。

では、私がこんなふうに変化しているんだと感じた場所を具体的に挙げてみたいと思います。

・豊洲

もともと関東大震災の際にで瓦礫などの処理をするため埋め立てられ、工業地帯だった豊洲。今ではその面影がすっかり影を潜め、有楽町線豊洲駅をでると、周りは高層ビルや大型マンション、ららぽーと豊洲など都会的ながらも親しみのある街並みが広がっています。

ちなみに有楽町線の豊洲駅とゆりかもめの豊洲駅の間には、日本のセブンイレブン第一号店があります。

現在(2019年1月)豊洲駅とららぽーと豊洲の間に『豊洲ベイサイドクロス』が建設されています。

2年程前にこの建設現場を見たときは何ができるんだろう、病院かなと思っていたのですが、巨大なオフィスビルや商業施設、高層階にはホテルが入る複合施設ができるとのことでした。

豊洲は石川島播磨重工業の本社であるIHIや日本ユニシス本社など大企業の本社ビル、アーバンドックパークシティ豊洲やシティータワーズ豊洲などのタワーマンションなどの住宅施設がうまく混ざり合ったエリアですが、アーバンドック豊洲ららぽーとをはじめ豊洲ベイサイドクロスに入る商業施設やホテルも加わり、『住・職・観』の三拍子そろったエリアへと変化を遂げているのではないかと思います。

ちなみにこの『アーバンドック』という言葉の意味、ご存知でしょうか?


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アーバン(urban)は都会的な、という意味で、ドックは船を組み立てる(もともとIHIの造船所があった)という意味の造語です。この造船所があった工業地帯の再開発地域をまとめてアーバンドックというそうです。

・晴海

現在2020年に開催されるオリンピックの選手村建設地として有名になった晴海ですが、歴史は意外と浅く1996年に東京国際見本市会場というモーターショーやイベントが開催される場所が解体されてから、今の晴海へと姿を変えていきました。

それまでも集合住宅がありましたが、東京国際見本市会場が閉場されると共に土地開発がすすみ、晴海トリトンスクエアが建設されよりにぎやかな街へと変わりました。

そして今、2020年東京オリンピックの拠点のひとつへと変わろうとしています。

『晴海フラッグ』という名前を聞いたことがあるかと思います。住所でいえば中央区晴海5丁目にあたり、今まさにオリンピックの選手村が建設されています。

オリンピック後は、分譲住宅や賃貸、シェアハウス、ケア・シニアレジデンスに改装され、予定では2023年より入居可能となっております。

2LDK~4LDKまでのファミリー向けの間取り中心となっており、総戸数5632戸+商業施設の巨大な街へと生まれ変わります。

・有明

有明、と聞いて皆さんはまずなにを思い浮かべるでしょうか?私がまず真っ先に思い浮かぶのは、先述したように、夏と冬に開催されるコミックマーケットの開催地、東京ビッグサイトです。

国際展示場駅の目の前にそびえ立つ巨大な双頭の逆三角形の屋根、印象的ですよね。


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私はビッグサイトのイメージしかなかったのですが、現在ゆりかもめから眼下に広がる景色は、重機が並びまさに開発真っ最中という印象です。

有明1丁目、2丁目はオリンピックの競技場がどんどん建設されています。体操やバレーボール、自転車トラックなど、様々な競技場が予定されています。

その一角に建設されているのが、『有明ガーデンシティ』です。

有明ガーデンシティは、建設中の全1593戸、免震構造トリプルタワーマンションからなるシティータワーズ東京ベイに併設される大型商業施設です。

170以上の店舗に加え最大8000人収容のイベントホール、アミューズメント型ゴルフ施設、ホテルが集結する超大型ショッピングセンターとなっています。この辺一帯が新たな観光地になりそうですね。

豊洲、晴海、有明とオリンピックの先までも見据えた盛り上がりを見せる地域を紹介してきましたが、その近隣の地域はどうなっているのでしょうか。

辰巳と東雲についてさらっと紹介したいと思います。

・辰巳

有楽町線に乗ったことがある人は、路線図で見たことがあるかもしれません。

しかし、実際に降りたことがあるか、というとそうでもない人が多いでしょう。

辰巳は有楽町線で新木場方面へ向かう路線の豊洲の次の駅です。

大方の人が豊洲で降りるか、新木場で降りてりんかい線に乗り換えるかだと思います。

辰巳は倉庫や昔からの都営住宅が広がっていて、近隣のにぎやかな地域に比べるととても穏やかな印象を受けます。

ですが、私が見た感じではところどころマンションの建て替えが進んでいて、もしかしたらここも大規模な開発の対象地域になるのではないかと思います。

近隣地域だけがどんどん発展していて、その隣だけが手つかずというのはまず考えにくいからです。

あと10年後には、豊洲や晴海同様高層マンションが建設されているような気がします。

ちなみに辰巳にはオリンピックの水泳競技場が建設予定となっています。

・東雲

豊洲駅から東雲橋を渡って徒歩15分もあれば着くエリアです。

東雲キャナルコートをはじめ、パークタワー東雲、ザ湾岸タワーレックスガーデンなどの高層マンションが立ち並ぶ住宅エリアです。

駅の東側には上記のタワーマンションなどの住宅エリアや飲食店、ドラッグストアが軒を連ねますが、西側は中小企業の会社や倉庫が広がり、東側とはイメージががらりと変わります。

東雲駅から徒歩10分程度にイオンがあり、24時間営業のスーパーや生活雑貨、専門店があつまっているので日常生活においてとても便利な役割を果たしてくれています。

新宿駅まで直通30分のほか品川駅や有楽町駅までも25分前後で到着するので、通勤にも観光にも非常にアクセスがよく、ファミリーに人気のエリアです。

以上が江東区の湾岸エリアで盛り上がりを見せている地域の紹介です。

素人から見てもわかるくらい開発が進んでいる地域の共通点は、『住・職・遊』が全て一緒になっているということではないかと思いました。

共働きであったり、家族揃っての時間が少なくなってきていると言われているこのご時世、遠出しなくとも近くで家族とのひとときを過ごせる施設があるのはとても嬉しいですし、需要があるのも頷けます。

こんな面白い地域、2020年の東京オリンピックに向け盛り上がる江東区湾岸地区のこれからもさらなる発展に期待しつつ、情報をチェックしていきたいと思います。


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