「了解で・・・・え?! これ、マジっすか・・・」(*_*;

皆さん、こんにちは!
元OLの主婦ライター、ヤマダです!

さて、今日は少し思い出話を。
私は、現在は主婦をしつつ、記事を書かせていただいておりますが、結婚前は某企業にて事務をしていました。
その会社は、本社が某地方都市にあり、私はその会社の東京支社の事務として採用されました。
それほど規模は大きくなく、東京支社の社員も30名そこそこというものでしたので、事務は私一人で行っていました。

その会社でいろいろな仕事を経験させてもらいましたが、中でも私にとって一番、
「これ、きっつい仕事や~」
と思った仕事は、というと、

「社員寮探し」

です。

内容は実に簡単。
毎年新卒採用を本社で行い、その何人かが東京勤務になるのですが、その東京に配属になる社員のために賃貸契約できるお部屋を探す!というもの。

しかし、これが実にきつい(笑)

いや~、なんか愚痴になってしまいそうでなんともかんともですが、この経験を通して、
「こんな不動産屋さんにお部屋探しをお願いしたい」
と思った瞬間や、
「上京時のお部屋探しの注意点」
について、お伝えしていきたいと思います!

1.お部屋探しは情報収集が肝

社員の新卒採用について、日本は欧米と違い、決まった時期に一定数の社員をがっつり採用する採用スタイル、一括採用が主流です。
なぜ一括採用なのか、と言えば、日本は年功序列、つまり在籍年数と共に役職やお給料が変わってくる体制が多く、そのためにスタート地点が同じになる一括採用が、都合が良かったからですね。

私の勤めていた企業も当然一括採用で、4月入社の新入社員がそのまま東京に住めるよう、4月から契約可能なお部屋を探すミッションが課せられていました。

が!当然、自社以外の企業の異動、転勤時期も4月が大多数!
また、学生さんにおいても、新しい学期が始まるのは4月。
4月から入居できるお部屋を探すって、実はタイミングとしてものすごく厳しい条件なんです。


社員寮探しからわかった上京時のお部屋探しの注意点って?⑤

なのに、

本社人事部長:
「新卒、10人そっち行くから。4月1日から住めるように部屋準備しておいて、よろしく~」
ヤマダ:
「え! いや、あの、今、3月中旬・・・・・。10部屋ってちょっと・・・」
本社人事部長:
「仕方ないだろ~。内定辞退もありそうと思ってなかなかゴー出せなかったんだって。うまいことやってよ~。んじゃバハハーイ♪」

・・・バハハーイ♪って、おいこら!!
が、新卒用社員寮探しの場合、こういうことはよくあります。
しかも人の気持ちはうつろいやすいもの。

本社人事部長:
「君、東京行ってくれる?」
新入社員:
「もちろんです!」
(とは言ったけど、やっぱり東京は怖ええ・・・)

なんてこともあって、決定と思っていた事項が直前で覆ることも珍しくありません。
そのため、あまり早くに部屋探しを始めるというのもしにくいという実状・・・。

まあそんなこんなで、毎年新卒の方のお部屋をひいひい言いながら探していた私に、とある不動産仲介業者さんがアドバイスをくれました。

仲介業者Aさん:
「ヤマダさん! いつもたくさん契約をしてくださってありがとうございます♪ 今年も多分ありますよね、社員寮探し」
ヤマダ:
「あります・・・・けど、何人くるのか、詳細がわかるのはきっとまたぎりぎり・・・」
仲介業者Aさん:
「だとしたら、1月ごろから少しずつ、良さそうな物件情報を送るようにしますよ!
3月末解約の方が多いので、退去予告日考えると1月辺りから物件情報ってかなり増えるんです。
先に情報収集だけ進めておいて、良さそうな物件は常に追っておくようにすると、いざというときバタバタしなくて済みますよ!」

1月くらいから物件情報って増えてくるのか!

確かに、日本のように年間スケジュール重視の国から考えてみれば、物件情報が放出される時期も決まっていて当然かも。
道理で、3月ぎりぎりに探しても残り物が多いわけだ(笑)
もちろん、あまり早すぎても物件は生き物ですから、なくなってしまうことはあります。
が、3月退去予定のお部屋をいくつかピックアップしておいて、いざ、部屋探し!というときに、そこが空いているのかどうか確認していく方法なら、部屋探しも案外簡単に済みそうですし、その地区の賃料相場を知るうえでも早めの情報収集は役立ちそう。

これから上京をお考えの皆さんも、3月ギリギリになってから動き出すのではなく、少し早めに情報収集だけでも始めておくのが、賢いお部屋探しかもしれませんね!

2.お部屋探しに妥協は必須

本社人事部長:
「ヤマダさ~ん、新入社員の社員寮の条件、まとめておいたからこれで探してくれる~?」
ヤマダ:
「了解で・・・・え?! これ、マジっすか・・・」
本社人事部長:
「マジっすよ~。大事な社員預かるんだもん。これくらいじゃないとね~」
ヤマダ:
「去年もお伝えしたと思いますが、これはちょっと・・・いや~・・・マジか~・・・」

本社人事部長からの条件
・家賃 6万円以内 管理費込
・1ルーム、もしくは1K
・広さ20㎡以下はNG
・場所 渋谷からドアtoドア30分以内
・乗り換えなし
・築10年以内。
・オートロック
・2F以上
・駅まで坂道がないこと
・国道を挟まないこと
・同じマンション内に複数部屋契約できること
・スーパーが近いこと
・フローリングであること。畳NG
・洗濯機置き場が中にあること

・・・・。
うん!無理だ!


社員寮探しからわかった上京時のお部屋探しの注意点って?④

渋谷までドアtoドアで30分、乗り換えなし。これだけならまだなんとか部屋も探せそうですが、そのほかの条件を併せて、それに合致する部屋を複数部屋となると、ほぼ皆無・・・。

本社人事部長:
「うそだ~。こっちだったら、6万出したら結構良い部屋住めるよ?」

これは実は結構、あるあるなのですが、東京のお部屋は地方のお部屋よりかなり狭いし、条件は落ちます。地価も物価も高いので、やむを得ないのかもしれませんが・・・。
なので、希望通りのお部屋を探そうと思っても見つからないのなんて、わりと当たり前。
けれど、その場にいる私にはそれがわかっても、遠くにいる部長にはそれがどうにも伝わらないのが毎年の恒例・・・。

頼むから、幸せボンビーガールを見てくれ!
東京はこんな感じだ!と本当に言いたい!

おそらく、こういうのを、不動産業者さんも日夜感じているはず。

この条件を仲介業者Aさんにぶつけてみたところ、こんな回答が返ってきました。

Aさん:
「あー、まあ、ちょーっと厳しめですかね~。けど、そうですね、全部はかなわなくても、一部はかなえられると思うので、絶対外せない項目を挙げてもらえますか?」

「無理っす! ないですね」って言わないあたりがさすがプロ!

いろいろな不動産業者の方にお部屋探しをお手伝いいただきましたが、Aさんは「無理」って言わないんですよね。

「吾輩の辞書に不可能の文字はない」
ってナポレオンが言っていましたけど、この人、ナポレオン?!とこのときは本気で思った(笑)

まあ、社員寮探しにせよ、自分の住むお部屋探しにせよ、条件をにべもなくはねのける不動産業者の方って結構います。でも、そうは言わずに、親身になって考えてくれる人もちゃんといます。
なので、不動産業者を選ぶ際はちょっと無茶な注文をしたときの反応を見てみるのも、一つのやり方かも。
特に上京したての方は、なるべくわがままを言ってみることをオススメします!
結局、妥協は必要になってしまうかもしれませんが、それでも妥協に見合う代替案を出してくれないような不動産業者には正直、大事な住まいを探すお手伝いはできないと思いますから!
とはいえ、東京での部屋探しには妥協がつきもの。どの部分は妥協できるか、どこは譲れないか、それを明確にしておくことも大切です!

3.ドラム式洗濯機が入らなくて泣かないために

いざお部屋が決まって、お引越し!となったとき驚かされたのは、上京してくる子の荷物の多さでした。
親御さんがきっちりされているためか、冷蔵庫も洗濯機もテレビもベッドも、地元でそろえて引っ越し時に送られてくる!
持つべきものは親!と、感動していたのですが・・・。

いかんせん!東京は狭い!
東京のワンルームは狭いのです!
でかい冷蔵庫は入らなかったりするんです!

中でもやばいのがドラム式洗濯機。
これが意外と入らない!


社員寮探しからわかった上京時のお部屋探しの注意点って?③

新入社員A
「や、ヤマダさん! ドラム式、入らないんですけど・・・どうしましょう・・・」
ヤマダ:
「あ・・・うーんうーん・・・あ!ちょっと廊下にはみ出すけど、こっち向きなら置けない・・・?」
新入社員A:
「置けてるって言うんですかね・・・・。腹筋へっこましながら通らないと廊下通れないですけど・・・」
ヤマダ:
「あー・・・。ごめん。すまんけどそれで・・・」

洗濯機置き場の寸法も伝えておいてやればよかった!と激しく後悔したエピソードです。

こういうことがあってから、私は社員寮探しをする際、冷蔵庫、洗濯機の置き場の寸法も仲介業者さんに問い合わせするようになりました。

これ、業者さんは面倒がるし、「わかんないっすね~」の一言で済まされることもあるのですが、親身な業者さんだと

仲介業者Bさん:
「すぐ測ってお知らせします!」

とフットワークが軽い軽い!
いろいろ申し訳ないなあと思うのですが、こういう細かいところも嫌がらない業者さんをやっぱり選びたいですよね。

ただ、これから上京をされる方に一言助言するとしたら、
「大物家電は実家から持って来ないでこちらでそろえた方がいい」と私は思います。

寸法は確認すれば教えてくれますが、実際に置いた感じがどうなるかは、引っ越してみて確認した方がイメージもつきやすいですし、そもそも大物家電があるとないのとでは引っ越し代金がかなり変わります。


社員寮探しからわかった上京時のお部屋探しの注意点って?⓶

私ももともと東京人ではなく、地方から出てきた人間なので、実家から出て来るときはなんでもかんでも持って来たくなる、親が持たせたがったものですが、やっぱり、
「カーテン短かった~!! こっちで買えばよかった~!!」
みたいな経験があります(笑)

不安いっぱいに上京する方が多いでしょうから、できれば準備万端で来たいかもですが、自分の城を作る楽しみの一つとして、家具、家電も住む町で選んでみるというのはいかがでしょうか。

4.勘の良い営業の方と会えるよう、一社に固定せず、複数の業者に依頼する

社員寮となるお部屋を探していてつくづく思ったのは、
「自分が住むわけではないので、こだわりポイントがわからない」
という点。

自分が自ら部屋探しするなら、
「駅から近いところが良い。それ以外は目を瞑る」
「とにかく部屋が広くないと困る。荷物多いから」
「潔癖なので新築じゃないと住めない」
と、こだわりながら部屋を探せます。

しかし、社員寮となると、個人個人に差をつけるわけにもいかず、ある一定の基準のもと探すのみ。
ですから実際に住んでもらった方の中には不満を覚えた方もいらっしゃいました。

しかしこの、自分が住む家じゃない家を探すというのは、不動産屋さんだったら当然なんですよね。
そして、私が悩んだのと同じように、不動産屋さんも、その部屋に住む本人ではないがゆえに、その人が求めるレベルがわからなくて困惑することもあるよう。
けれど、いろいろな仲介業者の方と接してきましたが、ちょっとお話しただけでこちらの希望ぴったりのお部屋を探し出してくれる凄腕の方も中にはいらっしゃいました。

仲介業者Cさん:
「ヤマダさん!条件厳しめでしたが、若い女性でも安心そうなマンション、見つけましたよ!オートロックありますし、収納も多いです。料理もされるかもしれないと思って台所も広めなとこ、見つけました!」
ヤマダ:
「すごい!!そうなんですよ!料理したいって言う子多くて。ありがとうございます!」

みたいな感じに!
なので、お部屋探しをする際は、そうした勘の良い営業の方にお願いしたいという思いから、セカンドオピニオンよろしく、複数の仲介業者さんにお部屋探しの依頼をかけさせていただいていました。

契約できる会社は一社なので申し訳ない気持ちになりますが、やっぱりお部屋探しにはいろいろな視点が不可欠ですから、そこは心を鬼にして、いろいろな業者の方とコンタクトを取ってみるのをオススメします。

5.終わりに

在籍していた会社で社員寮を探していた期間約10年。
その間にいろいろな仲介業者の方と接してきました。
総じて言えるのは、不動産業者は複数の案件を並行してやっている関係からかとにかくいつも多忙そう、ということ。
けれど、そんな多忙な中でも、きちんと対応ができる方がいて、そういった方には、次の年にもまた探すのを手伝っていただいたものです。

お部屋探しは物件ありきです。けれど、その物件と引き合わせてくれる営業の方の力量が最高のお部屋に出会えるかどうかの鍵にもなります。

そういう意味では、部屋探しとは面接みたいなものかもしれませんね。


社員寮探しからわかった上京時のお部屋探しの注意点って?①

これから上京し、初めてお部屋を探す、という皆さんが最初に見なければならないのは、実はそうした仲介業者の方の力量なのかもしれない、そんな風にも思うのです。

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