眠れる部屋の条件とは?

皆さん、こんにちは!
転勤族の夫とおじいさんワンコと暮らす主婦、ヤマダです!

皆さんは毎日、ちゃんと睡眠取れていますか?
睡眠不足はお肌の大敵!なんて言葉もありますが、人がなぜ眠るのかの本当の理由は、実はまだ解明されていないとか。

けど、じゃあ眠らなくていいか、と言うともちろんそんなわけにもいきません。
人がどうして眠るかはわかりませんが、寝ている間に、以下のような活動が行われていることもわかってきているからです。


・脳の記憶の整理、再構築
・心身の休息
・ホルモン分泌による身体組織の発達、新陳代謝の促進


逆にきちんと眠らないと、以下のような悪影響が体に及ぶことも。


・免疫力の低下
・集中力、判断力、記憶力の減退
・疲労蓄積による倦怠感


などなど。
免疫力が低下すれば、それだけウイルスや細菌といった外敵からの攻撃も防ぎにくくなりますし、壊れた細胞を戻すためには新陳代謝が必要です。
眠らないことは病の一つの要因になり得ると言ってもよいかもしれませんね。

ちなみに、私はわりとよく眠れます。
のび太くんばりに、布団に入って5秒で寝ます。

が!!うちの旦那さんは全然、眠れない性質です。
寝つきが悪いのもそうですが、やっと眠れたと思ってもちょっとした物音ですぐ目を覚ましてしまうという・・・。
ですから、部屋探しの際の重大なポイントに「眠りやすさ」を挙げてきます。
もともと転勤族なので、引っ越しに慣れてはいますが、実は結構、こだわりが強くて大変・・・。

ということで、私の主観ではありますが、本日は「眠れる部屋」についてお話していきたいと思います。

眠れる部屋

1.眠れる部屋の立地って?

さてさて、お部屋あるいはお家を探していて、よく眠れそうな立地は、と言うと、やはり閑静な場所であることは絶対外せないですよね。

なので、私は部屋探しの際、こんなことを気にかけていました。


・駅や線路からほどよく離れている
・国道が近くにない
・居酒屋など夜間営業のお店がない
・消防署、病院が近すぎない


特に、駅からの距離!
通常だと、不動産選びの際、駅の徒歩分数をなるべく短く設定するものだと思いますが、我が家の場合はちょっと遠くてもいいか、と徒歩10分から20分くらいで選択しています。
これは、駅の周りはどうしても夜間営業のお店が多く、お店のライトがカーテン越しに感じられて眩しかったり、訪れるお客さんの声などが気になってしまうためです。

他にも「国道が近くにない」も重要。交通量が多くなればなるほど、騒音は増えますし、国道沿いはやっぱりお店も多く、人も集まりやすいですからね。

あと、これはシフト勤務で夜勤もあり、昼に睡眠を取ることもあるうちの旦那さんならではですが、

・学校、幼稚園の近くは避ける

もチェック項目に挙げていました。
一般的な朝会社に行き、夜帰宅、のスタイルであればここは入れなくても良いとは思いますが、昼眠るとなるとどうしても気になってしまい・・・。

いずれの場合も、明るすぎる看板や、大きな音が聞こえる場所を避けた結果となります。

それにしても・・・世捨て人にでもなるのか!
と、改めてチェック項目一覧を見て少し悲しくなりました(笑)

まあ、今挙げたような立地でもある程度の騒音を考慮して、そもそも窓ガラスが防音になっている住宅もありますから、その辺りとの兼ね合いで選んでいくことが大切ですね。
住宅の売却をお考えの方におかれましても、ちょっと騒音対策に力を入れていただくことで、私のような静けさを求めるニーズに答えられる物件として価値が上がるかも?

2.眠れる家なら鉄筋コンクリート!

外界からの音が原因で睡眠を妨げられてしまう、といううちの旦那さん。
当然、音が伝わりやすい建築構造の家は避けねばなりません。

ということで、まず「木造」はNG。

通気性も良く、住みやすい点も多々あるのですが、空気が通りやすいということは音も漏れやすいとイコールになってしまうため、眠れる家の候補からは外すのがベストと言わざるを得ません。

その点、もっとも遮音性が高い、と思われるのはやっぱり
「鉄筋コンクリート」ですね。

鉄筋コンクリートとは、コンクリートの中に鉄の棒を通して強度を持たせた建材です。保温性が高いのも嬉しい特徴の一つ。
空気を通しにくいコンクリートを主として作られているため、遮音性においては、これが一番かなと感じます。

とはいえ、もちろん完全に無音にできるわけではありません。
コンクリートの詰まり具合や、配管用スペースの確保などの事情から壁が薄くなっている場所もありますので、鉄筋コンクリートだから即遮音性完璧、とまでは言い切れないところ。

ですので、実際のところ、室内にいて外からの音がどれだけ聞こえるのか、内見でよくよく判断する必要があります。

3.眠れる家を探すなら内見は大事!

壁の厚さを測るために、壁を叩く、という方法がありますが、私はあまりやっていないです。
前項でもお伝えした通り、実際、鉄筋コンクリートとうたわれていても、床も天井も壁もすべて均一の厚さで造られているとは限りません。そうなってくると一部の壁を叩いたところで、すべてを内見時に把握することは難しいかな、と思うからです。

じゃあ、どうやって遮音性を測るのか。

シンプルに「黙ってしばらく耳を澄ます」です。

「眠れる部屋1

それぞれの部屋で音を立てず、周りに耳を澄ませてみて、気になるレベルの音がないかをチェックします。
チェックするときの基準となる音は、

・外からの声、交通音
・隣、上からの足音、話し声
・トイレや洗面、台所における水音

を中心とします。

それほど聞こえないな、と思ったら、次は壁に耳を当ててみます。
不動産会社の人にはちょっと変な顔をされるかもしれませんが、こうするとご近所のドアの開け閉めで壁が震えるかどうか、といういわゆる振動による騒音が感じられるためです。

正直、内見時の姿は人には見られたくない気もしますが(笑)

また、不動産業者の方には申し訳ないのですが、「ここぞ!」と思った物件に関しては、時間帯を変えて数回訪れるようにしています。

実際、内見をするのは昼間が主流です。しかし、昼間と夜間では、外からの音の状況も、ご近所の生活音の状態も変わってしまいます。

引っ越した後に、
「内見時は静かだったのに・・・」
と歯噛みした経験から、眠れる家を探すためには、やむをえまい、と内見に力を入れるようになりました。

4.ベッドの位置は、外界との接点を極力少なく

集合住宅の場合、ベッドをどこに置くかは睡眠に大きくかかわってきます。
ベッドを設置した部屋の壁一枚向こうが隣家のリビングだったり、風呂場だったりすると、いざ眠ろうとしたときに生活音が気になって気になって眠れない、なんてことにもなりかねませんからね。

以前住んでいた家で、ベッドの場所が良くなかったらしく、隣の家の方の生活音があまりにも気になった旦那さんが、いらいらして壁にかかと落しをかましてしまい、穴ができてしまった、なんていう恐ろしいこともあったので、寝室やベッドの位置選びはそれ以来慎重です。
(幸い、旦那さんの開けた穴はお隣と貫通はしませんでした。大家さんにはこっぴどく怒られました(;’∀’))

では、具体的にベッドはどこに設置するのがベストか、というと、

・隣家と接しない側

これがやっぱり鉄則です。
角部屋ならば、隣家との境とは逆側に、両側を他家に挟まれているということであれば、窓側やドア側に設置するなど、接点を減らすと良いかと思います。

「眠れる部屋2

外界との接点を減らす、という観点から言えば、寝室は窓があまりたくさんない部屋の方が良いと私は考えています。
窓が多く設置されていれば、それだけ外界からの音が入りやすくなり、気の散る要素が増えてしまいますからね。

と、なんだか書いていて自分が、
「わしゃ、人間なんか好かん! 一人がええんじゃ!」
と、ぷいっとする頑固じいさんみたいになってきた気もしますが・・・。
ま、まあいいとしましょう。

あと、ベッドを置くのに良い方角を、私は「南」だと思っています。
「東がいいんじゃないの? 朝日がたくさん浴びられて」
と思われるかもしれません。
確かに、その方が朝日を効果的に浴びられて体にも良さそうですよね。
が、実際、東側の部屋にベッドを置いていたところ、春や秋、冬はいいんですが、夏の朝がとにかく暑くて・・・・。爽やかに目覚めるどころか寝苦しくて、汗だらだらで飛び起きたという記憶があり、それ以来、東は避け、南に窓が開いている部屋にベッドを置いています。
こうすると、朝、眩しすぎない程度に光が感じられ、案外快適でした。

いずれにしても、一度設置したら変えられないというのでもないので、実際に眠ってみて問題があれば都度、変更していくくらいの気構えでも良いのかもしれませんね。

5.今日からできる眠りの環境づくり

「守ろう!旦那さんの睡眠!」的なノリでお部屋探しをしてまいりましたが、睡眠においては環境づくりも大切。

ということで、眠れる環境づくりにはどんなものがあるか考えてみました!

・ファブリックをブルー系に統一

睡眠に必要なのはリラックスすること。
ですので、寝室にあまり多くの色が溢れていると言うのは好ましくありません。
できれば、同じ色調に整えておきたいところ。
好きな色に統一することで安心感が生まれ、居心地よい空間作りにも繋がりますが、もしこれぞという色がなければ、
オススメはブルー!

ブルーはリラックス効果が高く、寝室に使うには最適な色なのです。


眠れる部屋3

ということで、寝室のシーツ類とカーテンをブルーに変えてみました。

これは比較的効果があって、「なんか落ち着く」と旦那さんにも好評です。

・ベッドをダブルではなくツインに

これは今後検討しようと思っているのですが、夫婦の片方のいびきや歯ぎしり、寝相の悪さから、もう片方が睡眠不足になる、というのも珍しくないそうで、夫婦の寝室においてベッドを分ける、あるいは寝室自体を分けるというのも睡眠を守る効果があるよう。
確かに、私自身、旦那さんのちょっとした寝返りの振動で目が覚めてしまうこともあるので、やってみる価値はあるかもしれません。
逆に言えば、私のせいで旦那さんは眠れてないのかも・・・?

眠れる部屋4

・睡眠前に眠れる音楽を弱ボリュームで流す

ヒーリングミュージックや、クラシックと言った柔らかい音楽を睡眠前に流すのも効果があるとか。

ちなみに、「これ眠れるらしいよ!」と言って旦那さんが買ってきた、水のせせらぎが延々録音されたCDは、私には効果がありましたが(まあ私はなくても眠れるのですが)、
旦那さんには効かず、「トイレ行きたくなった」という結果に終わりました(笑)




眠れる部屋5

音楽が耳について逆に眠れない、という噂もありますからなんともですが、お手軽に取り入れられますので、試してみる価値はあるのではないでしょうか。

・アロマテラピーを取り入れてみる

香りから受ける影響とは案外軽視できないもので、不快な香りがしていればその香りが気になって仕方なくなって神経が高ぶり、逆に心地よいと思う香りは、心に落ち着きと安心をもたらしてくれるもの。

つまり、ぐっすり寝たいときほど、アロマは取り入れるべき、とも言えるわけです。

加湿器と一体型になったアロマディフューザーを使ったり、もっと手軽に、アロマの精油をコットンに湿らせて枕の近くに置く、というのでもアロマは簡単に楽しめますので、試してみたいところ。

リラックスを誘う香りの代表格のラベンダーのほか、オレンジやベルガモットのような柑橘系も人気のようです♪

終わりに

いかがでしたか?
今回は「眠れる部屋」をテーマに考えてみましたが、「睡眠負債」なんて言葉があるほど、現代人の睡眠の少なさは問題視されてきています。
「週末寝だめするから~」と言っても、寝だめなんて器用なこと、人間の体はできるようになっておらず、日々の睡眠不足は解消されないのが現状のよう。

一生健康に、楽しく過ごすためにも、きちんと毎日眠れる環境を整えるのは、どんな健康法にも勝ることなのかもしれません。

あなたは今、きちんと睡眠が取れていらっしゃいますか?
あるいはご家族はいかがでしょうか?

もし、「あんまり眠れていない・・・」ということであれば、一度住環境を見直されてみるのも良いかもしれませんね♪

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