狭い部屋を広く見せる方法

ウサギ小屋のごとき小さき我が家をすっきりさせる方法!

皆さん、こんにちは!
旦那さんと13歳おじいさんチワワと暮らす主婦、ヤマダです!

先日、実家の父が我が家に遊びに来ました。
うちの父は思ったことがなんでも口から出てしまう、わが父ながら実に困ったお人・・・。
その父が我が家に足を踏み入れたときの最初の一言が、

父「なんだ! ウサギ小屋みたいな部屋だな!」

ウサギ小屋?!

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法①

私「お父さん・・・・そりゃあうち(実家)に比べれば狭いって・・・」

父「ま、確かにな。東京は人が多いしな。けどな、もうちょっとなんとかならんのか。狭くてもお洒落な家、みたいなのテレビでやってたぞ。ワンコのリードと旦那くんのキーケースを一緒くたに玄関に放置はだめだろ。見せすぎだろ」

・・・・くそー! 言い返せない。

確かに、ごちゃごちゃしてる自覚はあったんです。ええ、お父さんに言われるまでもなく!

と父に怒りつつ、我が家を見回してみて改めて感じたのは、

「狭いな~・・・・(遠い目)」

です。

確かに、我が家と同じ広さでありながら、とんでもなくお洒落で華麗なお部屋づくりに成功している友人もいます。
父にいつまでも馬鹿にされるのも腹が立つし!
せっかくお手本になる友人もいるし!

ということで、本日は「狭い家でもすっきりさせるコツ!」をリサーチしてみたいと思います!

1.物が捨てられないは悪

ということで近所に住む友人にまずはうちの問題点を聞いてみました!

私「うちってさ、ごちゃごちゃしてるよね。これ、なんでこうなっちゃうんだろ」

友人「ヤマダの家の問題点? え、自分でわかってないの? まじで?」

この子も口が悪い(笑)

笑顔を引きつらせつつ、助言を頼んだところ、言われたのは次の言葉でした。

友人「ずばり!あんたの家は無駄な物が多すぎる!物を捨てなさい!要らない物を今すぐ」
私「・・・・要る物なのですが・・・」
友人「いや、要らないね。あそこに見えるのは、去年、私があげた紅茶の缶だよね!飾ってくれるのはありがたいが、使わないなら処分するべき」

「物が捨てられないのは悪よ!」

悪?!( ;∀;)

そこまで言わんでも、と思いましたが、冷静に考えてみればまさにその通り。
実際のところ、部屋をすっきりさせる究極の方法は、

「物を置かない」

これに尽きるからです。

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法②

しかしなにもない部屋では生活はできません。当たり前ですが。
だとしたら物を持ち過ぎず、必要な分だけを効果的に所有することが、狭い家でも快適に過ごす最初のステップ。
ちなみに、友人が面白いことを言っていました。

友人「一つ物を増やしたら、一つ減らす覚悟をすべき」

家と言う限られたスペースを快適に使用したいなら、物の数は常に一定であるのが望ましく、なにかを一つ増やすなら、所有しているなにかを一つ捨てるべきである、ということらしいです。

確かにこの方法なら無尽蔵に物が増えていくのを抑えられますし、使わなくなった古い物をいつまでも眠らせずに済みますよね。

友人「ちなみに、収納をするとき、使う物を手前に使わない物を後ろに、ってよく言うけど、私はあれ反対。そうすると使わない物を永遠に使わなくなりそうだから」
私「じゃあ、どうやるの?」
友人「使わない物は持たなければいい。だから使う物だけを収納するの。そして、時々、収納の中を模様替えしてあげる。
そうすることで、収納の中の掃除もできるし、本当に必要な物がなんなのか、はっきりわかるから」

とかく、物を捨てるのは難しいもの。
それは子供の時分から「物を大切にしなさい」と言われて育ってきたことが原因で、物を捨てられなくなってしまったのもあるのでしょうが、本当に物を、家を、暮らしを大切にしている人は、持っている物すべてをきちんと使える人、ということなのかもしれませんね。

2.調度の高さで広さを創造せよ!

次に、友人から指摘されたのは、家具選びについてです。

友人「ヤマダの家の家具の配置はでこぼこで、圧迫感がひどい。
家具を置くときは遠近法を考えて、部屋の手前に背の高い家具、奥に行くほど低い家具を置くべき」

とのこと。

たいていのお部屋は、入り口から遠いところに窓が配置されていますよね。
窓がある部屋とない部屋、想像していただけるとわかりますが、窓がないだけで部屋とは驚くほど狭く感じるものです。
対して窓があるだけで、部屋と外界がまるで一続きになったかのような解放感を感じることができるようになります。

しかし、その窓の前や近くに背の高い家具を配置してしまうと、その家具が壁のように認識されてしまい、部屋を狭く感じさせてしまうのです。

なるほどね~!!!

そういえば、高尾山トリックアート美術館に先日行ったときも、遠くに見えるものほど低く、近いものほど高めに描写された絵が何枚もありました。

インテリアも絵画同様、視覚効果が大切なんですね。
この方法を使えば、家具の高さを調整し、広く見せたい方向へ視線誘導が可能になるというわけです。
お部屋作りに無限の可能性を感じてきました!

3.調度のベースカラーは2色に抑えよ!

友人「ヤマダの家はピンク色のせいで死んでいる」

お前はもう死んでいる(北斗の拳)、みたいなノリで言わないでほしい(笑)

実は私はピンク色が好きで、家具にピンク色を入れていたのです・・・。
が、これが友人から言わせると部屋を狭く見せている要因とのこと。

友人「部屋を広く見せたいなら、調度の色は、なるべく淡い色を使うべき。
ベストは、白、ベージュ、ブラウン、淡いグリーンなど」

よく洋服で白を着ると豊満に見える、とか言われますが、お部屋の調度についてもそれは言えるそう。
白系の色は、実際の大きさより広がりを見せる効果があるためなのですね。

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法③

さらにこんな指摘もありました。

友人「ベースとなる色は基本1色。もしどうしても色を足したいならベースを邪魔しない色をプラス1色くらいにすべき」

とのこと。

これを踏まえて私の部屋を分析してもらうと、

友人「ヤマダの家は白がベースだけど、がちゃがちゃしたビビッドなピンクを家具に入れているから、ピンクに目が留まってしまって、部屋の奥行きを感じきれない。
広さを感じさせたいなら、あまり濃い色は使わず、淡い色で統一すること」

また、

友人「濃い色をどうしても使いたいなら、床のラグに使うようにして、上に行くほど淡い色彩を感じられるよう、カーテンや調度で調整すると良いかも」

とも。

濃い色を徐々に薄くしていくとそこに広がりが感じられるようになるという視覚効果を狙った手法のようです。

ますます絵画の世界みたいになってきましたね!

4.見せる収納にするならポリシーが大事

友人「見せる収納なのか、うっかり出てしまっている生活感なのか、判断が着かない収納なら、隠す収納にすべき」

・・・・これまた厳しい発言が(笑)

けれど、確かに!

実は、我が家は収納が少ないのです。そのため、できるだけ見せる収納を利用して、かっこよさげにしようと思ったのですが・・・。
生活感、出ちゃってます(笑)
そしてその生活感のせいもあり、我が家はなにやらごたついた狭い家に見えるという・・・。

生活感が出ちゃう理由は、

友人「この部屋にはポリシーが感じられないから」

とのこと。

ポリシー??

私「ようするに、テーマってこと?」
友人「そうそう。自分はこれを見せたいんです、自分はこういう感じの部屋を作りたいんですっていう意志。
あんたの家にはそれがない。これを見せたらかっこよさげ?というなんちゃって感が出ている」

ああ・・・・。
図星・・・。

友人「アトリエっぽく見える感じにしたいとか、カントリー調にしたいとか、そういうどうしたいか、を最初に決めておかないと見せる収納はなかなかお洒落にはならないかも」

いや~・・・そう言われても、簡単にテーマなんて思いつかないな・・・。
と悩んでいたら、こんなアドバイスをくれました!

友人「ポリシーって言うのが難しかったら、カーテンとか家具と調和する色の小物を選んで見せるようにすると良いよ。
あと、ここも遠近法大事だから、大きいものは下、小さいものは上になるように配置すると、広く見えるよ!」

ちなみに、形状の似たものをそろえて配置するだけでも生活感は緩和され、狭い部屋特有の
ごちゃごちゃした印象を払拭できるそうです!

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法④

飾れそうなところに飾る、という行き当たりばったりのやり方じゃ、狭い家を広く見せることはできないわけですね^^:

5.部屋を間仕切りしたいと思ったら、透け感のある素材で。

家が狭いんだから、間仕切りなんてしない方がいい、そう思うのですが、部屋の使い勝手を考えた場合、パーテーションで区切って使いたい、と思うときもありますよね。

実は我が家も、部屋の一角を物置として利用している区画があります。さすがにそのままにしておけないので、木製のパーテーションを使って目隠ししていたのですが・・・。

友人「どうしてもパーテーション使いたいなら、木とかじゃなくて、半透明なプラスチック板とか、レース素材のカーテンとか、すだれとか、とにかく透け感があるタイプにすると、重たくなくて部屋がそこまで狭く感じなくなるよ」

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法⑤

確かに洋服でも透け感がある素材を選ぶことで、軽やかに見える、という効果がファッション誌に載っていた!

部屋を狭く見せないヒントがファッションにもあるとは、驚きました!

まとめ

いかがでしたか?
日本の、しかも都市部の住宅は、海外の家屋と違ってどうしても広さが足りません。
だからこそ、少しでも狭く見えないような工夫が必要になってきます。

ちなみに、実は狭く見せないコツって昔から日本にあったらしいことを、今回、友人と話していて思い出しました。

それは「床の間」です。

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法⑥

畳敷きの部屋の中で一段高い位置にあり、掛け軸を飾ったり、お花を活けたりする場所。部屋の中ではもっとも上座に当たり、お客様は床の間を背に座っていただくというちょっぴり格式高く感じるもの。

私の実家にも床の間がありますが、無精である父も母も、なぜかここだけは物置にしません。
神聖な場所であるからなのかなんなのか。
ただ、収納ができるわけでもない、いわゆる遊びの空間である床の間があるだけで、部屋の中がどれだけごたごたしていようと不思議と少し広く見えたのを思い出します。

現代の住宅で床の間を作るのはなかなか難しいかもしれません。
しかし、床の間のように、ほんの少し開けた空間を部屋の一角に作るだけでも、部屋は広く感じるように思います。
たとえば、お気に入りの花瓶を置くだけの小さなテーブルや椅子を部屋のどこかに配置するとか。

狭くうさぎ小屋と揶揄される家を広く見せる方方法⑦

ウサギ小屋と父に評されてしまった我が家ですが、工夫次第で変われそうな気がしてまいりました♪

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が、私と同じように広さがあまりないお宅で苦労されている方にとって、ほんの少しでも手助けになれば幸いです。


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