憧れのペットと暮らしたい

念願のマイホームは、景色が良い新築タワーマンション、交通のアクセスが良いマンション、憧れのデザイナーズマンション、お値段が手ごろながら綺麗なフルリノベーションマンション、など今は本当に沢山の種類の分譲マンションからマイホームを選ぶことができます。
いくつかのデータによりますと、ここ2年程の間で都内における中古戸建と中古マンションの価格差がかなり縮まるか、中古マンションの方が高くなっている場合もでてきました。

それだけ戸建てに引けを取らないメリットが中古であっても増えてきたということでしょうか。
 
これだけ価格差がなくなってくると、職場や駅から離れた戸建てよりも、アクセスが良く周辺の環境が整っているマンションを購入しようという方も増えてきていると思います。

マンションを購入したら、憧れのペットと暮らしたい!今住んでいる賃貸よりも広い所にペットと引っ越したい!そうお考えの方もいらしゃるのではないでしょうか?
 
しかし、戸建てに比べてマンションなどの分譲集合住宅はペットに関する規約が細かく設定されています。
きちんとルールを守れば、大切な家族であるペットとの快適な生活がおくれること間違いなしです。
 
そこで今回は、『犬と暮らすマンションにあったら嬉しい設備、環境』についていくつか書いていきたいと思います。

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まずは『共有廊下がカーペット張か』というところです。

大半のマンションでは、共有部、言い換えれば自身の家の中以外では基本的に抱っこで移動してくださいというルールが設けられています。

エントランスからエレベーターまではタイルや大理石素材の床が多いので、外からの散歩のまま抱っこをせずに歩いて来たら床がすぐ汚れてしまいますね。

犬は抱っこで移動するのだから、別にカーペット張でなくとも良いのでは?と思うかもしれません。

しかし、目的は汚れの防止ではなく、音なんです。

ペット共生型(犬)画像3(1)

多かれ少なかれ、戸建てに比べてマンション内は当然のように人の出入りが多いです。

住居者だけではなく、宅配業者や設備点検、清掃の作業員が日中は出入りしています。

足音や荷物、台車の音に反応して吠える犬もいるでしょう。

しかし、頻繁にそういった物音に反応して犬が吠えるのは、犬のストレスのみならず近隣住民にとってもストレスになります。

どこかの犬が吠えて、その近くの犬が吠えてという連鎖につながりかねません。

そういったトラブルを少しでも軽減するため、カーペット張の廊下は音を吸収しやすくしてくれます。

リノベーションマンションよりもタワーマンションに多く見受けられる気がします。

犬たちは人間よりも耳が良いので、完全に音を遮断することは難しいですが、ある程度軽減してくれるのは間違いありません。

次に、『足洗い用の水場』があると便利です。

ペット共生型(犬)画像4(1)

散歩から帰ってきて真っすぐ自室に向かう場合や、雨のあとの散歩帰りなど足が汚れていると、自身はもちろん誰かとすれ違ったときに衣服を汚してしまうリスクがあります。

そんなトラブルを解消するためにも、必ず使うわけではないかもしれませんが、足洗用の水場があると便利ですね。

大体はエントランス付近に設置されていることが多いです。

これは本当に有り難い『24時間ごみ置き場』。

朝早く出勤しなくてはならなかったり、夜遅く帰ってくることが多い現代人。
時間内に捨てられずどんどん溜まっていって、休みの日にまとめてとなると、お部屋も不衛生ですし気持ちも沈みますね。

自治体で定められた時間の間に必ず捨てられるとも限りませんし、そこに縛られて生活をするのも正直面倒です。

そんな時に時間を選ばす捨てられるのは本当に助かりますね!
私も今のマンションで初めて24時間ごみ捨て可能なマンションに住んでいますが、もうこれなしではいられなくなりそうです。

以上3点をあげてみました。
が、これは一般的な『ペット可』マンションに存在するごくごく普通の設備です。

冒頭で、沢山の種類のマンションを選ぶことができるようになりました、と記述いたしました。
その、沢山の種類の中には『ペット可』ではなく『ペット共生型』という種類のマンションもでてきました。

ペット共生型というのは、共有スペースはもちろん専有スペースにもペットのことを考えた設備を備えたマンションです。

具体的な設備をあげてみましょう。

・24時間汚物専用ダスト
・グルーミングルーム
・ドッグラン、テラス
・ペット乗車周知エレベーター
・消臭効果付き設備
・ペット用フロア材

などなど、実はあげているときりがないくらい本当に至れり尽くせりなんです。

ペット共生型(犬)画像2(1)

順番にそれぞれ説明していきたいと思います。

24時間汚物専用ダスト

こちらは入口や屋外に設置されているもので、散歩帰りに汚物を部屋まで持っていき処分する必要がないので人気です。

部屋での排泄はトイレに流したり、防臭効果付きのビニール袋に入れて捨てることができますが、散歩や外出から帰ってきてすぐに特別な処置をせず捨てられるのはかなりストレスレスです。

完全室内飼いの犬もいると思いますが、多くの犬は出勤前や帰宅後にお散歩をして排泄するかと思います。

朝の散歩は出勤前なので早いでしょうし、夜の場合は遅くなることもあると思います。時間に関係なく、というのが本当に嬉しい限りです。

グルーミングルーム

まだ私は実物を拝見したことがないのですが、ペットのブラッシング専用のスペースがあるところがあります。

換毛期のブラッシングは、どんなに小型犬であろうと短毛種であろうとかなり毛が抜けます。

屋内でのブラッシングは毛がちらばりますし、私が知っている公園ではペットのブラッシング禁止の看板がたてられているところまであります。

どんなに大好きで家族同然のペットとはいえ、ブラッシングは必須でもそれなりに疲れます。

ましてやそのあとの掃除が大変です。
ベランダでブラッシングをして、隣の部屋の洗濯物に毛がついてトラブルになんてことも起こりかねません。

そんな時専用の部屋があると、家が汚れることなく思い切りブラッシングをしてあげることができるので本当に便利です。

ドッグラン、テラス

郊外やショッピングモール、公園に比べれば物足りないかもしれませんが、屋外だけではなく屋内にドッグランを用意しているマンションもあります。

雨が降っている時や、仕事が忙しく思うように外に連れて行ってあげられない時、少しでも走らせてあげるとストレス軽減につながります。

また、共有スペースにコーヒーマシーンがあるマンションでは、ペットと一緒にコーヒーを飲みながら一休みもできます。

ペット乗車周知エレベーター

中にあるボタンを押すと、外ではモニターの他にランプで動物が一緒に乗っていることを知らせてくれるエレベーターがあります。

ペット同伴専用のエレベーターがあるマンションもありますが、必ずしも複数台あるわけではないので、こちらのも便利です。

来客者や自身が、猫や鳥類など特定の動物のアレルギーがある場合、一緒に乗るよりも避けたほうが症状が緩和されるケースもあります。

また、少し神経質な性格の犬の場合、他のペットが乗車していると吠えたり失禁したりということもあるので、そういったトラブルを回避するためにも嬉しい機能です。

消臭機能、ペット用フロア材

専有スペースもペットのことを考えた機能が供えられたお部屋が沢山あります。

壁紙や天井はペットのにおいがつきにくい素材だったり、交換しやすい素材で作られているお部屋もあります。

また、フローリングではペットが滑って怪我をしてしまったり、硬くて冷たい場合は股関節などにかかる体重の負担が増えてしまいます。

そういった怪我を防ぐため、床に段差のないバリアフリー仕様だったり、特殊なワックスや素材を使うことで怪我を防いだり股関節にかかる負担を軽減してくれる使用が最初から備わっています。

戸建ての場合、ホームセンターや通販で売られているワックスシートや業者さんにお願いして床にワックスを塗ってもらうこともできますが、やはり最初からほとんどの部屋に特殊加工されているのは嬉しいですね。

ペットを家族と認識する習慣がかなり浸透してきました。

東京との犬の飼育率はなんと全国最下位をいったりきたりなんです。

おそらくそれは、仕事に忙しくかまってあげられなかったり、十分にお世話をしてあげられないから、もしくは希望とするマンションがペットに関して厳しい規則を設けていたりと理由は様々でしょう。

しかし、昨今のリノベーションブームにより、ペット共生型にする物件も増えてきているのも事実です。

お手頃かつペットのことを考えられた物件に出会えたらそれは嬉しいですね。

ペット共生型(犬)画像1

現在、都内の新築マンションの8割はペット可物件だというデータもあります。

実際、建築中のマンションのチラシなどをみると、必ずといっていいほどペット可と書いています。

いくらペットは家族という認識が浸透してきているからといって、ルールを破っていいというわけではありません。

大切な家族だからこそ、定められたルールの中でお互いに気持ちよく生活していきたいものです。

ぜひ、ペット可に縛られず、ペット共生型という種類も候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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