マンションの共用施設を有効利用♪

皆さんは、お盆やお正月、ご実家に帰省されたりしますか?

私は東京に住んでいますが、夫の実家も私の実家も青森なので、連休中に帰省をするのはかなりの一大イベントです。

また、1歳8か月の娘がいるので、お盆やお正月は交通機関が混雑するため気軽に帰るのが難しい、というよりも腰が重いというのが本音です。

マンションゲストルーム画像1 (1)

確かにこの時期の新幹線然り飛行機然り、子供たちの声がよく聞こえるので、多少なら騒いでもと思うのですが、動きたがる娘なので難しいところです。

そうなると、身軽な両親なら一泊くらいこっちに来てくれたら嬉しいのになー、と思ったりします。
事実、私の両親は旅行が好きなのでワンシーズンに1回、一泊しに来てくれます。

幸い、小柄な母親はソファーベッドで横になり父親は布団を敷いてリビングに寝られるのですが、それなりの圧迫感があります。

そんな時、近隣のタワーマンションには『ゲストルーム』なるものがあることを知りました。
そこで今回は、ゲストルームについて少しお話ししてみたいと思います。

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そもそもゲストルームとは何でしょうか?これは、マンションに住む人たちが申請をして借りられる、いわば住居者限定宿泊専用の部屋です。

だいたい1マンションに1部屋~2部屋が相場ですが、大きなタワーマンションでは賃貸者用、購入者用と分けているところもあるようです。

お部屋の設備はベッドやソファー、トイレにバスルーム、テーブルなどの家具もついており、場所によってはモデルルームのようなコーディネイトになっているところもあるようです。

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宿泊者の人数は1部屋2人~3人まで、チェックインは10時過ぎから、利用料金は一泊5000円前後が平均です。

安い所では2000円というところもあります。

だいたい平日の駅前ビジネスホテル1泊と同じくらいの料金ですね。
しかも時期に関係なくこのお値段というところが多いので、土日祝日関係の料金に関係なく利用できるというのはとても嬉しいです。
しかし、連泊して2泊まで、もしくは1泊のみという規約を設けているところもあります。

いつから予約ができるのかといいますと、2か月前~2日前、もしくは前日の午前中までにというところが多く、どうしても連休や長期休暇には争奪戦になることもあるそうです。

ホテルさながら、むしろホテル以上のクオリティではありますが、旅館やホテルではないので注意しておくところもあります。

まず、集合住宅の一室です。
なので、大きな声で騒いだりバルコニーで喫煙するのはご法度です。ゲストルームは比較的上階に用意されていますが、だからといって騒いでも近隣の住居者の方に迷惑がかからないというわけではりません。

次に、当然のことながら綺麗に使用しましょう。
コンシェルジュや清掃業者の人が掃除してくれるんだし、お金も払ってるんだからそこまで気にしなくてもと思うのはいけません。

料金には寝具やタオル類などのリネン代が含まれているところもありますが、多くの人が気持ちよく使用できるようそこは配慮しなくてはなりません。

あくまで共用施設です。

退室の際に簡単な整頓や清掃をお願いしているところもあります。

注意しておきたいのが、アメニティの用意です。

歯ブラシ、シャンプーなどのボディ用品、ヘアドライヤー、充電器、ボトル入りの水、ティッシュ、ごみ箱、パジャマなど、ホテルでは当然のようにあらかじめ用意されているものもゲストルームには用意されていない場所がほとんどです。
また、ベッドメイクも自身でしておく必要がある場合もあります。

チェックインの時間もだいたい10時や11時からですが、コンシェルジュの駐在時間がきまっている場合はその間にと決められています。

このように書くと、なんだか面倒くさいなあと思うかもしれません。ですが、同じマンション内なのでさほど負担にはならないという感想がほとんどです。

私のママ友さんが年に何度か使用しているというので、お話しや実際に使っている感想を聞いてみました。

彼女の義理両親は海外に住んでいますが、年に2回程度日本に観光ついでに遊びに来るそうです。

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2か月前からゲストルームは予約可能なので、予定が確定し次第すぐにコンシェルジュに申請をします。当日11時チェックインなので、10時にゲストルームの鍵を受け取り、洗濯籠に必要な生活用品を入れてゲストルームに向かいベッドメイクをしたり、生活用品を配置します。

お昼に義理両親が到着し、荷物を置き、義理兄弟家族も合流しマンションのパーティールームで昼食会をするそうです。
キッチンやカトラリー完備のパーティールームも、1時間ごとの料金で借りられるそうです。

夕食は義理両親と近くのお店で食べ、帰宅したあとは朝食の時間に部屋に来てねと伝えて別れるそうです。
2泊するので2泊目の朝食後、生活用品やごみをまとめ、寝具をまとめて鍵を返却するとのことです。

使用するまでは、仲の良い義理両親とはいえ互いの生活リズムも違いますし、気疲れしていたといいます。
しかし、プライべートな時間と空間を設けることで、時間を気にせず過ごせ、義理父が朝早くジョギングに行っても子供が起きてしまうことがないので、本当に気が楽だといっていました。また、近隣のビジネスホテルよりも安いし広いので助かる、ともいっていました。

別のマンションに住むママ友さんも、先日連休中に初めて使用したと言っていました。

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友人の披露宴に出席するため兄弟が上京し、交通費はでるけれどホテルは自分でということだったので、ゲストルームを予約したそうです。

チェックアウトが10時でしたが、ホテルのように朝食に起きて行かなくてもぎりぎりまで寝て支度ができたようだと言っていました。

周りの話を聞いていて、ゲストルームのような共有施設に対する自分の意見が少し変わったと思います。

以前は共有施設が充実しているマンション、特に高層マンションは管理費が無駄に高く何に使われているかわからないし、自分が使わない施設があるのにお金を払うのも勿体ないのではないかと思っていました。

それならば戸建てを購入した方が良いし、むしろ戸建ての方が互いにある程度のプライベートな空間や時間ができるのではないかと思っていました。

しかし、このようにきちんと管理された快適なゲストルームがあるのなら、そういったマンションの購入を考えてみても良いのかもしれないと思うようになりました。

購入するなら絶対戸建てと思っていましたが、戸建ては自由にいろいろ設定できる分自分で修繕のための費用を蓄えていかなければなりません。

しかし、分譲マンションかつある程度の共有施設があるところならば、修繕費や管理費を払う必要があるもののそれに見合ったサービスをうけることができると感じました。

どんなに仲の良い両親や家族だとしても、それぞれの生活習慣やリズム異なりますし、それが1泊であってもお互いにどこかストレスを感じるところは必ずでてくるのではないかと思います。

それを、同じマンションにあるゲストルームを使用し、手軽な料金で互いのプライベートも実現した宿泊をすることができるというのは非常に魅力的です。

所謂、管理費が高いということがネックになった食わず嫌いのような状態にあったマンションの購入ですが、これを機に候補に入れてみようかと思います。

皆さんも、共有施設を確認し、ぜひ実際に利用したことがある人たちの声をきき、マンションの購入も候補にいれてみてはいかがでしょうか。


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