時代の流れと不動産業のIT化
本日はとあるマンションの決済&引渡しの日、
マンション売買決済の場合、多額のお金が動く作業であることもあり、
通常は買主者の住宅ローン借入先銀行で行われることが多いのですが、
インターネット銀行の登場によりここ数年の間で様変わりしてきております。
従来のマンション売買決済では、
買主様・売主様ともに、買主様の住宅ローン借入先銀行に赴き、
不動産業者、司法書士、銀行担当者立会いのもと、売買書類の確認、払出伝票への記入、銀行指定への送金依頼書作成等々
そして振込作業と振込完了の確認等を数時間かけて行うことになるなのですが。
本日のマンション売買決済は、全くこの従来の決済とは違いました。
その決済とは、
買主様は、今流行のインターネット銀行にて融資を受けることになっていてました。
実はインターネット銀行には実店舗がとても少なく、決済に都合の良い場所にその実店舗がありません。
その為、売主様、買主様とも購入者担当不動産業者へ集まり決済を行うことになりました。
買主様、売主様、不動産業者と司法書士が集合したわけですが銀行からは誰も来ていません。
不動産業者:では、みなさんお集まりなので売買決済を始めます。
司法書士:では、インターネットで現在の登記を確認致します。
確認が終わりました。また決済に必要な書類は全て整いました。融資実行となります。
(ここで司法書士がインターネット銀行に電話します。)
インターネット銀行(担当者は来ていません):司法書士へ融資金を買主様の銀行口座に送金しましたのでご確認ください。
買主様:ご持参したPCを開き、ご自身の銀行口座へ融資金が振り込まれたことを確認し、そのまま売主様の指定する口座へ送金手続き完了。
売主様:ご自身のスマホより、入金の確認完了。
司法書士:では、登記に入ります。(登記も今やインターネットで出来る時代です。)
不動産業者:本日の取引は完了しました。本日は、ありがとうございました。
この間に有した時間は、約20分。
インターネット銀行が登場したことにより、これほど売買決済が変わっています。
銀行もインターネット銀行の登場によりサービスがどんどん変わってきています。
登記もどんどん変化しています。
他業種の変化で、売買決済がこれほど変化しています。
重要事項説明のオンライン化も実験的にスタートしました。
どんどん不動産売買現場は変化しています。
この変化にどう対応していくのか?
不動産業者もどんどん変化していかなければ
時代の流れに乗り遅れてしまいかねません。