売却に勝つには
本日、話題の経済書『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティ氏が日本に来ます。
「広がる不平等と日本のあした」と題し、シンポジウム(有楽町朝日ホール)が有りますが、
私は行くことが出来ません。とても残念です。(>_<)
この大著の中で氏が主張していること「 富めるものはますます豊かになり、経済格差は広がっている」は、
欧米社会に 衝撃をもたらして、日本でも大反響となっています。
『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティ氏とこの書籍については次回機会の有るときに感想させて頂くとして、
今日は『7つの習慣』についてです。
私の知人の弁護士に薦められた書籍で1年に1回は読みなおす本に『7つの習慣』という名著があります。
これを読むと、不動産売却時に満足いく売却で終わった人と不満足のまま売却で終わってしまった人の違いが分かります。(>_<)
違いを、この中で「Win-Win」という言葉が説明されているのですが、この考え方が非常に参考になります。
「Win-Win」とは、全員を満足させる十分な結果が出ると言う考え方のことです。
ほとんどの人は人生を強いか弱いか、難しいか甘いか、勝つか負けるか、食うか食われるかといった具合に「2分法」で考えがちですが、
人生は競争では無く、協力する舞台とみるパラダイムであることを意味することとのことです。
例えば、マンション売買で高く売りたい場合、査定価格や業者の流言に惑わされ「購入者目線」を磨かずに
100万円高く売るという「目標」を達成しようとしても、100万円高く売るのは難しいでしょう。
また、色々な不動産業者に価格査定ばかりして「高額査定額」ばかり引き出してみても
実際に売却に必要なお掃除や案内準備など、または頭と手を動かして売却作業しない限り成約という「目標」は達成できないですよね。
購入者も物件を安く買うと言う「Win」を求めているのですから、
だから、売買にはバランスが大事なのです。
結果を出すための売買方法をしないといつまでたってもWinと言う結果は出ないのです。
いつの間にか、高く売ることばかり考えて「自分だけが勝つ」を高めるだけになっていませんか?
もしくは、直近の結果だけを求めすぎて「高額成約」ばかり見ていませんか?
これではいつの間にか目標達成能力が下がり、結果が出せなくなるでしょう。
あなたの「Win-Winバランス」は大丈夫ですか?
次回は売買における「Win-Win」を支える5つの柱を見ていきたいと思います。