私と旦那さんの住まいの家相、信じる信じない論争
皆さん、こんにちは!
ワンコとIT情報が大好きな主婦、ヤマダです。
今日のテーマは「家相」!
どっちの方向に玄関を作ると金運が上がるか、とか、台所はこっちに作っちゃダメとか。
おい!
IT情報と真逆じゃないのか?!
という突っ込みが聞こえてきそうですが、すみません、大好きなんです!運気とか考えるの(笑)
これから住居の購入や賃貸を考えている方の中には、風水や家相など、住まいの方位について気にされている方も多いかもしれません。
実は私もそんな一人!
というかもともとがマイナス思考なところがあって、運気が下がると言われていることはなるべく避けたい!と言う思いから、家相や風水を気にするところがあります。
が!私の旦那さんはまったく!!そういった運気の良い悪いとか気にしないタイプ。
旦那さん:
「運気? そんなもの、自分で切り開いていくものだろ。方角やら色やらで人生左右されたくないよ」。
いや~、まったく正論。
そうでしょうとも!確かにその通りでしょうとも!
実際、家相にこだわっておうちを建てても住んでみたら住みにくくて仕方なかったなんて話もちょいちょい聞きますものね。
だけど、逆のことも言えると思うんです。
悪いと言われていることを避けて、「この家は凶事を招く作りではないから大丈夫」という安心を持つことで気持ちよく暮らせ、その気持ちの余裕が自らの運気を上げていけるんじゃないか、と。
旦那さん:
「そういう気持ちもわからなくはないけど、運気が上がる、って言われていることって根拠薄弱じゃん。そういうスピリチュアルなのがどうにも気持ち悪い」
ああ言えばこう言う・・・・。
しかし、そもそも風水だって家相だって別にスピリチュアルな怪しいものではなく、人々の生活を支えた立派な学問であるわけで、ちゃんと根拠もあるはず!
決して旦那さんが言うような、うさんくさいものではない!はず!
ということで、まずはよく住まいづくりに持ち出される「風水」「家相」について、そもそもどんな流れを汲むものか調べてみました。
1.風水、家相とは
風水と家相は、正直、区別が難しいですよね。どちらも良い方角や悪い方角を教えてくれますから。
けれど、そもそもの成り立ちが違うらしいことが調べてみてわかりました。
風水
古代中国発祥。
巒頭(らんとう)と理気(りき)の二つの考え方があり、どちらも気を読む点では同じですが、巒頭は実際の地形、地理を目で見て、そこから気の流れを考えるもの。
理気は、陰陽五行や八卦、易など目に見えないものから気の流れを見るもの。
現在の風水は、どちらの要素もありますが、巒頭の要素が強いよう。
家の前に池があると良い、など地形に根差した考え方が生き残っていることからもそれはわかります。
家相
中国からもたらされた風水を元に生まれた陰陽道の中の一つとして誕生。
日本文化を踏まえつつ徐々に発展をし、現在のような住まいにおける吉凶方位などを記した書物が庶民に出回るようになったのは江戸時代。明治に邪教の一つとして禁止されたことから、大正、昭和初期まで家相の研究は止まっていたものの、細々と民間では残っていたようで戦後には復活。現在に至るようです。
なお、風水が吉方位を見ることに対し、家相はどちらかというと凶方位を知り、凶を避ける住まい作りを心掛けるよう。
また、風水では家主の生年月日から吉方位を見るのに対し、家相は絶対的な方位設定があることからも、風水と家相は混同されがちながらも、相違する部分が多々あるように思います。
ヤバい方角や、ヤバいインテリアを避けたい私の性質から考えると、家相の方が自分の知りたいことをスムーズに把握できそうです。
2.鬼門、裏鬼門を信じるか
主に家相の考え方ですが、この言葉を聞いたことがない方は少ないのでは?
鬼門
艮(うしとら)の方角と言われる北東のこと。万事、忌み事の方角。
裏鬼門
坤(ひつじさる)の方角で北東の反対、南西のこと。艮の方角を収めるための方角と考えられている
北東にせよ、南西にせよ、家相においては玄関、水回りは置かない方が良いということになっています。つまり台所やトイレなんかは避けた方が良いということですね。
旦那さんはこの辺りが納得いかないみたい。
実際、お部屋探しをしていたとき、南西に玄関があるおうちがあって、
私:
「南西か~。どうだろうな~、裏鬼門になるよね」
旦那さん:
「なんで南西がダメなの?」
私:
「鬼門ってあるじゃん。鬼が来るって言われる方角なんだけどさ、南西はその鬼門の逆の方位で裏鬼門って呼ばれてて、玄関がそっち向いてるのあんまり縁起よくないんだよ」
旦那さん:
「縁起?え、その根拠ってなに?鬼門で鬼が来るとかマジで信じてんの?」
私:
「いや、だって、縁起悪いなら避けた方がいいじゃん」
旦那さん:
「迷信だろ~。勘弁しろよ」
勘弁しろまで言うか!
まあ、しかしわからなくはありません。正直、なんで南西に玄関があっちゃいけないのか。いや、鬼門だってなんでダメなのか。
やっぱり鬼が出るから?
調べてみたのですが、スピリチュアルな理由以外の理由が見つかりませんでした。
ちなみに家相における玄関の吉方位順位は以下のようです。
1位 東 南東 南
2位 北
3位 西 北西
4位 北東 南西 ←大凶
1位を見ると、東、南東、南、とどれも日当たりが良くて気持ちよさそうではありますね。
特に東とは、朝日が最初に差し込む方角になりますが、朝日を浴びることで、体内時計が正常になったり、幸せ物質と言われるセロトニンが脳内に分泌されやすくなったりといった効果があることは医学的にもすでに証明されています。
それを思えば、朝、玄関のドアを開けて、めいいっぱいの朝日を浴びて出勤できる方角となる東や、南東が吉方位となるのもまんざらスピリチュアルだけとは言い切れません。
風水の世界では、運気の向上のためには清浄な風や光を家に入れることが重んじられていることから考えても、玄関といういわば家の顔を光の多い方角に持ってきた方が良い、というのは納得のいく結論だと思います。
逆に、西や北寄りの方位が下位な理由を考えてみました。
玄関が西向き、もしくは西に近い方位の場合、朝日は入りません。西日は入りますが、朝出掛けて夜帰って来ると言うライフスタイルの場合、光が玄関に直接取り込まれるわけではないので、東方面と比べその点で劣ります。
また、西日は朝日に比べて、太陽の角度が低くなる関係もあり、熱量が朝日より強いため、特に夏場は高温になることが予想されます。家相的な面を除いて考えても、西寄りの玄関は避けた方が良いかもしれません。
では北、もしくは北に近い方位の場合どうなのか。
北は朝日も、夕日も入らず、暗くなります。
日光が入ってくれれば、湿気も籠もりにくくなりますが、光が入らないためじめじめしがちです。
靴箱の中など密閉された場所はなおのこと、カビの繁殖が気にかかります。
ただ、
猛暑の朝などは涼しいのでそういう点では北向きの玄関も決してマイナスポイントばかりではないかと思います。
ちなみに、この考え方は子供部屋にもあてはめることができて、子供部屋に適した方位を見てみると、
1位 東
2位 北 南東
3位 西
4位 北西 北東 南 南西 ←凶
東が一番良いとするのは玄関と同じです。
これも朝日を毎日浴びられる方角である東を子供部屋にした方が、子供の健康に良いですから合理的であると言えます。
南東もまた然りですね。朝日が比較的差し込みやすいですから。
ただ、
北も上位に入っていることがおや?と思う部分ですが、これは南が凶となっている理由を考えると頷けます。
玄関では上位だった南が凶となっているのはなぜか。
日曜の昼下がり、さんさんと太陽の光が南向きの窓から降り注ぎます。
勉強をするために机に向かっているけれど、容赦なく差し込む陽光を眺めているうち、ちょっと外に出てみようかな、なんて思った経験ありませんか?
私は実家の自分の部屋が南向きの窓だったので、よくこの心情に陥りました。
家相的にも、南向きの部屋を子供部屋にすると「落ち着かない子供になる」とか「勉強に集中できない」という傾向があるそうですが、これもまた人間の本質を見てできた理論なのかもしれません。
逆に、北は日が差し込みませんから、落ち着いて勉強に励むこともできます。
子供に落ち着いて勉強をしてほしい、と願うなら、お部屋は北向きにするのも理に適った選び方でしょうね。
もう一つちなみに、凶方位ばっかりなのが台所!
見てください!衝撃的です。
1位 東 南東 北西
2位 北 北東 西 南西 南 ←すべて凶
いや、ヤバすぎるでしょ(笑)
正直、いくら私が家相を気にしているからといって、方角だけで決めるのも限界だとさすがに思いました。
ということで、今のおうちでは台所が北東にあります・・・・。
でも仕方ない!
「方位、いいの?鬼門だけど?」と意地悪そうに旦那さんに言われましたが(怒)
ですが、狭い日本のこと、家相を最優先にして家を建てたり探したりはなかなか難しいのも現実。
だったらダメな方角に設備が来ちゃったときどうしたらよいものかを考えれば良いのです。
3.凶方位を吉に転じるには
我が家の台所は北東、つまり家相上は凶方位にあたるとお話しましたが、正直、やっぱり良い気持ちはしません。よりによって鬼門です。良くない方角なのよね、と思うだけでちょっとテンションが下がります。
なので、
せめて少しでも運気を上げるなにかができないか、調べてみました!
台所とは、金運のほか台所を普段から使用する女性自身の運気に大きく影響するとか。
台所に財布を置くのは浪費につながるなんて説もありますから、お金に関わるなんらかの作用が本当に働いているのかもしれませんね。
いずれにしろ、北東にある我が家のキッチン。
運気を上げるためにいろいろ調べた結果、いくつかの方策が見つかりました。
キッチンの床や壁は明るい黄色が良い
換気を良くする
掃除をこまめにする
いらないものを捨て、風通しの良いキッチンにする
植物をコンロと流しの間に飾る
黄色が良い、ということの理由はわかりませんが、黄色という色は金を想像しやすく、金運は上がりそうに思います。
また色相の観点から考えても、黄色には以下の効果があるとか。
集中力がアップ
注意力、判断力アップ
気分が華やぎ、元気になる
色が人の体調や心理に影響を及ぼすという実験がされていることから考えても、的を射ているかもしれません。
注意力、判断力がアップすれば、余計な買い物を急に思い立ってついスマホでぽちっと購入する、みたいなのも防げそうですから。主婦は台所にいることも多いですし、正しい色のチョイスだと思います。
もっともそれを旦那さんにどう納得させるか。
旦那さん:
「黄色って・・・目がちかちかするやん」
私:
「いやいや、元気になる色じゃないですか!料理も映えやすい色だし。ねえ。これ青とかにしてみなよ。寒々しいよ」
旦那さん:
「まー、そう言えばそうなのか?」
とりあえずぶーぶー言ってましたが、キッチンについてはこちらに一任してくれました。台所は主婦の城ですからね。四の五の言わせまい。
ただそれ以外の部分を見ていると、家相とか風水とか関係なく、実践することで料理する人間が気持ちよく活動できる内容がほとんどであることに気づきます。
台所とは人が食べるものを作る場所ですから、こざっぱりとした場所で行う方が、絶対に良い物が作れそうですものね。
実際のところ、引き合いにだすのもおかしい話ですが、ゴミ屋敷、と言われるような場所は明らかに運気がないように見受けられます。
汚い場所で作られたものは、やはり汚いと思ってしまうし、それを摂取することで体に悪影響も生まれてしまいそうです。
汚い場所には汚い気がたまる、というのもあながち間違いではないのかもしれません。
凶方位に設置してはならないものを設置してしまった場合、家相、風水も大切ですが、そこを使う人の心理に働きかけるような色使いを心掛けつつ、清掃をきちんとすることがまずは大切ではないでしょうか。
4.まとめ
玄関に干支のなにかを飾ると運気が上がる、と聞いてから私は毎年、干支の置物を飾ります。
しかし!
今回、風水や家相のことを調べていて知ったのですが、戌年だけは玄関に置かない方がいいらしい、というのを初めて知りました。
犬は番犬となって家を守ってくれるのですが、玄関だと良い運気も閉め出してしまうんだとか。
遅いよ~!もう今年も終わっちゃうよ・・・・。
とりあえず、悪いらしいことは避ける主義なので、置くならリビングという教えに従ってさっそく移動させました。
2018年11月現在、運気が良かったのか、悪かったのか。考えてみたのですが、まあ、取り立てて良くも悪くもなかったので、実際のところどうなんだろうとは思いつつ。
住まいにおける吉凶というのも案外そういうものかもしれません。
風水や家相の本を見ていると、それぞれの筆者によって解釈が異なり、ラッキーカラーが違ったり、方位に差異があったりと、「これが正解!」というものがなかなか見えにくいところがあります。どれを信じるのかは本人次第と言ってもいいでしょう。
実際、本日お話した内容も「これは理に適っていそう」という理由から私が信じたものなので、もしかしたら別の見解も存在するかもしれません。
「やっぱり信用ならない」という旦那さんの声が聞こえてきそうですが、そもそも風水や家相の意義は、住む人が健康な生活を送れる環境を作ることにあると私は思います。
良い気を流すために掃除を、というのだって、綺麗な場所で生活する方が健康に良いからそう言っているんだよね?と思ってしまいます。
根拠が曖昧な部分も多々ありますが、家人が皆、元気にいきいきと暮らせるのならば、ちょっとうさんくさくとも信じてみたって良いじゃないですか。
もちろん、
吉凶に振り回され過ぎて生活に支障をきたすようなことは本末転ですから、自分の納得できた部分だけ信じて取り入れていけばいいんじゃないかと、思うわけです。
まあ、うちの旦那さんみたいに頭ごなしに否定するのも、情趣のない人だなあ、と感じちゃいますしね(笑)
せっかくの住まい作りです。
悪い家相にしたらどうしよう、失敗したらどうしようよりも、楽しんで取り入れていったほうがなんぼかお得!
鬼門やら裏鬼門にビビっていた私が言うのもなんですが、笑う門には福来る。
ご家族で話し合いながら、縁起の良いおうちを一緒に作ってみてはいかがですか?
コメント
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