Top / QBlog / 2017-01-08

今年のテーマは『時間』・・・Time is money

新年を迎えて

新年明けましておめでとうございます。
皆さまには旧年中大変お世話になりました。
本年も変わらぬご支援ご鞭撻の程宜しくお願い致します。
さて、今年2017年(平成29年)はとても穏やかな天気のなか、政治面などでは波乱含みの幕開けとなりましたね。

個人的には、私は、今年は、静岡県浜松市の浜松城で正月元旦を迎え、その後午後は久能山東照宮で初詣で新年が始まりました。

ただ、新年早々からの韓国からの駐韓日本大使と在釜山日本総領事大使の一時帰国決定。
とうとう、なるようにしてなった感があります。

コーラルは年始が1月7日からでしたので、おそらく来週から新年のご挨拶の方々がひっきりなしにご来社されてこられることとなると思うのですが、今回は特に多い予想が銀行の融資担当者の方々ですね。
また、新築戸建て分譲業者のご来社もひっきりなりに続いています。
この状況は、去年には無いことですが、しかしこの状況は何かを意味しているとも言えるのです。

去年末に銀行の方々にお伺いしたことで、皆さん口を揃え言われることが、2016年初頭も同じことを言われていたのですが、『今年は融資が去年と違いとても厳しいのではないか』と言うことです。
実際、去年末に大きな変化が見受けられました。
それは、今まで簡単に融資承認OKが出ていた方の融資承認が取れなかったということが有ったのです。
「えっ、なんで?」っていう感じですが、よくよく聞いてみると、銀行の融資姿勢が変わったことが原因と分かりました。

去年2016年は、日本銀行のマイナス金利政策が1月末に実行され、なんとか経済も持ちこたえた感が有りますが、それももう影響力を無くし、とうとう不動産市況は悪化し始めたと言えます。

では、ここで、今日はちょっと潮目が変わり始めた売買事情について話したいと思います。

さて、東京の不動産売買市場も平成27年10月くらいから大きく変化し始めました。
売主様…その変化に気付いていますか?
まず、その変化が真っ先に出たのが新築戸建てが多く売れ残っているということです。
世田谷区などでは新築マンションも成約しずらくなっています。

コーラルではこのことをまだ不動産評論家が、「まだまだ大丈夫です、成約はとても良いです。しかも価格は上がっています。」と言っていたころから、もう既に最高値は、平成27年10月から11月と言っていましたんですけれども、今では、その不動産評論家も皆揃って同じことを言うようになっています。
何のための不動産評論家なのでしょうか。こんなんじゃダメでしょうって思うのは私だけでしょうか。

不動産評論家批判は意味ないので、今の不動産市況をここではお話ししたいと思います。
実は、去年後半、9月頃から少々気になる数字がネットで表れ始めていたのですが、それは、SUUMOの反響数です。
実は、SUUMO、他のどんな不動産売買情報ポータルサイトよりも見られている数も、実質反響数もグンを抜いて多いのですが、この見られている数と反響数に大きな乖離が表れ始めていたのです。

具体的に言うと、掲載している1物件の閲覧数はぐんぐん上がるのですけれども、しかし反対に反響は全くない状況が出てきたのです。
ちょっと前までは写真をたっぷり掲載し気の利いたコメントを記載してさえれば、内覧予約の電話が頻繁に来た時代でした。
しかし、今はもう違います。
閲覧数は多い、しかし、反響数は無い状況というのは、言い換えれば、所有者は自分の持つ不動産の相場はとても気になっているのだけれども、買う人はいない状況を表しています。

明らかに今まであった売主有利の状況から購入者有利市場へと潮目が変わったわけです。
購入検討者側にとって魅力のない物件は、反響や問い合わせの電話一本すら鳴ることなく、
時間ばかりが経過し売値も下落し売買が長期化していく恐ろしい結末に・・・。なってきています。

話は少々変わりますが、サラリーマンでも事業家でも弁護士や税理士でも1日数億円を投資運用する証券マンでも 総理大臣でも、貧乏人でも、金持ちでも どんな人にも共通することがあります。

それは「時間」。

これは誰もが同じ条件です。

ごくごく当たり前のことを言いましたが、でも、同じ24時間を過ごしているのに1年も経過してみた場合、自分の持っている結果が違うのも事実です。

その違いが生まれる要因を先日とあるセミナーで聞いたこの言葉が端的に物語っていました。
「時間は有限、選択肢は無限」
時間をどのように使うか その選択肢は無数にあります。

この無数の選択がある中で自分がやりたいこと、 手に入れたいことのために選択して、時間もエネルギーも集中できる人。
これが大きな成功を残している人の共通点でもあるのです。

逆に、
「こんなはずじゃなかった、、、」という結果のもよくある話です。

別の選択肢を選択していれば手に入ったはずの利益

あなたは、限られた時間を自分が手に入れたいもののために集中して使っていますか。

例えば、あなたがアベノミクスとマイナス金利政策を利用してお金儲けを考えているとします。
ところが、いざマンション購入をしようと考えた途端、しり込みしてしまい、
結果、何の行動を起こすこともなく、結局だらだらと時間だけが過ぎる毎日を過ごしてしまったとします。
で、その結果の自分はどうなっているでしょう。

私の周りには、何人も、ここ3年間で数千万円を稼いだ人がいます。
この方々は実際に動いた人です。

さて、反対に不動産系ポータルサイトばかり見て、知識を十分習得したにもかかわらず、何も動かなかった人もいます。
この方々も、それなりに良い時間は有ったかもしれません。
ただ、それだけで実入りは有りません。

とても重要なこと、それは調べる時間は漏れのないように徹底的に調べる。
そのリスクがないように、あらかじめ調べ上げる項目をきちんとリストアップする。
項目についても、その時の相場?需要?人口動態?いろいろありますが
「いったい何について調べたらいいのかわからない」のであればそれを専門家に確認すなければ始まりません。

みなさん良くご存知だと思いますが、『時は金なり』という諺(ことわざ)があります。

名言は実践できてはじめて意味があるのですが、名言は知っているだけではただの自己満足にしかなりません。
なぜなら名言というのは実践で使えてはじめて意味のあるものだからです。

『時は金なり(Time is money)』

「この決断が失敗だったら?」という思うこともしばしば
これを読んでおられる皆様にも心当たりがあるのでは?と思います。

さて、売主様…物件が成約しない理由をしっかり把握できていますか。
その原因に対して効果的な策を講じられていますか。
大手不動産業者や仲介手数料の安い業者に任せていれば、決めてくれると信じていませんか。
なぜ決まらないのか?原因や理由はどこにあるのか?
それは根本的に解決できるものか。
根本解決が無理でも、アイデアと工夫でカバーできるのか、
当然のことながら物件によって異なります。
売主様が、お付き合いしている営業マンは、ズバリ解決策を提示してくれますか。
自分のことのように、反響が取れない状況や内覧が上手くいかない状況を打開する為に真剣に考えてくれていますか。
マンションや戸建て住宅の売買出来ない問題も解決するという意味では、あらゆるビジネスの局面と一緒。
客観的に原因を分析し、最も効果的な手を打つ。仮設を立て検証する。
当社の最近の傾向を見ても、内覧申し込みが入るのはアイデアを凝らし、手間・暇・愛情を注いだ専任・管理物件が大半です。
普通に募集する、一般媒介物件が決まらない時代になってきた・・・つくづく感じる今日この頃です。
売買でお困りの売主様、いつでも当社売買専任部隊へご相談ください。

でも最終決断をするのって、結局は自分自身。それが皆様であれば、皆さまご自身なのです。

「もしかしたら、不動産屋さんに言いくるめられてる?」とか
「今じゃなくて別のタイミングの方がいいんじゃない?」
とかいろいろ考えていませんか。

もう、はっきりこの場を借りて言いますが、それはそれで構いませんが、しかしもう既に時は崖っぷちで後が有りません。
もう待っている時間などないのです。
しかも今年に入り、崖は深く広くなるばかりなのですから。

ただ、まだかろうじて崖っぷちを飛び越えることは出来ます。

崖っぷちにいる今、これはすべてに当てはまると思いますが決断するときは、その崖っぷちを「えいっ」というバンジージャンプするがのごとく思い切りで飛ぶことが必要です。

いろいろな不確定要素があって、なかなか最終決断できないこともわかります。時間が有ればと考えられていることもあるでしょう。しかしその考えている時間が、何をどうやったらいいのかを調べるでもなく、専門家の意見を聞くのでもなく、ただ漠然と頭の中で瞑想するのであれば私の経験上では、ズバリ「考えすぎは時間の無駄」でしかありません。

誰かとの意見交換によって自分の考えを整理するのであればOK。
新しい情報をもとに、最終決断の判断材料を吟味するのであればこれもOKですね。

ですが、ただ自分のアタマの中でグルグルと同じことを回転させているだけ「売却しようかな、やめようかなぁ」であれば無意味です。

もう、時間はあなたを待ってはくれません。



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