Top / QBlog / 2016-07-19

今日は「気持良い」話し。

不動産売却にまつわる気持ち良い話しについて、2人の売主様が登場する対照的な2つを紹介します。

今から話す2つの対照的な話のうち、あなたはどちらが良いと思いますか?

(もしかすると、この話を聞いて、あなたは気分を害するかもしれませんが、そこはご勘弁ください)

今ここに、AさんとBさんの2人が自分の所有する不動産を売却しているとします。

そして、この売却している不動産も同じ築12年のマンションのお隣同士で間取りも一緒、しかも室内もおおよそ一緒だとします。

また、販売金額も一緒です。

ここで、

ここで、Aさんは、購入者Cさんへの売却完了後(購入者への引渡後)のことを一切考えずに販売活動していました。
また販売を任せた大手不動産業者も売却完了後のトラブル事例を簡単に考えあまり説明せず、売却完了してしまいました。
このマンションを購入したCさんは、大手不動産業者が仲介しているし、安心と考えて購入しましたが、しかし2ケ月後、専有部分の配管につまりが有り下階に水漏れの損害を出してしまい、下階住人から損害賠償請求を受けてしまいました。
これをAさんに報告したところ、Aさんも何故水漏れしたかの理由は全く分かりません。
詳しく調べてみたら、約2㎝のペットボトルの蓋が原因で配管が詰まりを起こし、それが原因での水漏れが発生したとわかりました。
しかし、Aさんはその蓋を流したかどうかは全く知りませんでした。(実は流してしまったのは3歳になるお子様でしたがAさんは全く知りませんでした)。
そこで流したのは購入者のCさんではないかと言ってしまいました。
さっ、ここで大問題となり訴訟まで発展し、最後は判決が出て、Aさんの敗訴となってしまったという話と、

これとは別に、お隣のBさんは、自分が嫌な思いをしないために売却後(引渡後)何かあったらいやだと思い瑕疵担保保険と住宅設備機器等に保険を1年間の期間で入していました。

でも、こちらも上記と全く同じ下階に水漏れが発生してしまいました。
こちらの購入者Dさんも、下階の住人からは早々損害賠償を求められましたが、幸いにも売主が何かあったらということで瑕疵担保保険に入っていたのでその保険で保険金が全額出て何ら問題になりませんでした。
 
実は、売主も知らない間に両隣のマンションは欠陥住宅となっていたのです。。。

Cさんの手元には下階の住人との間にトラブルを抱え、また売主Aとの間では訴訟事件となってしまいました。
しかしDさんには、下階の住人にすぐ保険金が支払われ、また売主Bさんとの間でもトラブルも無く円満に解決しています。

 
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さてさて、、、この2つのお話。

これを聞いて、あなたがどんな風に感じたかはわかりません。

ですが、ひとつ言えることがあります。

それは、何か商品を売っていて、お客さんがその商品を買うことで「得した」と思うなら、

気持もお金のトラブルも無くがどんどん得した気持ちが大きくなり、その結果、どんどん豊かになっていく方向へ進んでいくことになります。(BさんとDさんの世界ですね)

当然、この瑕疵担保責任保険を進めていた不動産会社も信頼され、満足したものだから良い不動産屋さんと思うようになりますよね。

一方、、、

何か商品を売っていて、お客さんがその商品を買うことで、「損した」と思うなら、、、

あの手この手を使っても気持ち解決しないまま、お金を奪い合う方向へ進んでいくことになります。(AさんとCさんの世界ですね)

当然、何も説明していない不動産屋さんにもいい気持ちはしなくなり、せっかくのお客さんは良い話もしなくなってくるでしょう。

この話は極論です。

なので、決めることは難しいとは思いますが、あなたは、今の現実の世界は・・・

・AさんとCさんの世界
・BさんとDさんの世界

どちらが良いと思いますか?

あなたの売ろうとしている不動産は購入者にとっては商品です。

商品を売る以上、購入者はお客さんです。

もしあなたが、お客さんに商品を売る時、なぜかお客さんのお得になることに抵抗を感じるなら、、、

要注意です。

コーラルで瑕疵担保保険付保や住宅設備保障について説明させて頂いても、

たまに、『それの加入は購入者の得にはなるけど、売主の得にはならないですよね。』と言われる売主様がおられます。

えっ、何故?、そう思われるのかととても疑問に思う時があります。

購入後のトラブル程怖いものは有りません。その為の保険なのですが.

お客さんに商品を売るとあなたが「損をする」と感じているとしたら、それはトラブルの原因になるかもしれないのですが。
(お客さんが買うと「損をする」と思っているものをムリヤリ売ろうとすれば、普通、抵抗を感じますよね)

これは「お金の魔法」とも、呼ばれているものなのです。
お客さんが得をすることは、実はあなたも得をすることになるのです。

不動産を売買するときは、ぜひ、お客様の得することを考えてみませんか。
相手が得するということは、実は自分も得をしていることが多いということが多いんです。



おしまい。



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