一戸建て購入時の土地のチェックポイント

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一戸建ての購入は、人生の中で一大イベントです。
不動産会社任せではなく、ご自身でも必ずチェックしましょう。
以下に、確認しておきたいチェックポイントをご説明します。

(1)街並み、住環境を確認!

最寄駅から歩いてみて、通勤、通学の環境を確認することが重要です。
バス停の位置、コンビニなどの商業施設などの有無も大事です。
最近は物騒なので、夜間の治安も確認してください。
また、スーパーなどの商業施設、教育施設、文化施設、医療施設、嫌悪施設などを確認します。
交通量、騒音、振動などの交通状況、周辺住居の形態(戸建、マンション、アパート)、近隣住民の雰囲気、近隣トラブルの有無、ゴミの収集方法などもチェックしましょう。

(2)隣地の状況を確認!

適正な杭は打たれているかどうか、隣地との境界は大丈夫なのかを確認します。
隣地の建物の距離は境界からどれだけ離れているか、屋根や庇または植栽等が越境していないかを確認しましょう。
また、隣地と塀またはフェンス等で仕切られている場合、所有者はどちらなのか確認書の有無などを確認することも大切です。

(3)前面道路の確認!

前面道路

道路には「公道」と「私道」があり、公道は行政が所有する道路です。私道は一般の人が所有する敷地を通行用に利用している道路となります。
私道は個人所有ということもあり、詳細な調査しなければトラブルに巻き込まれる場合があります。
幅員は4m以上確保されているかどうか、4m未満だと敷地が道路の一部とみなされ、道路中心線から2m後退したところを道路境界線とみなす「セットバック」という規制が発生します。
接道は2m以上あるかどうか、接道が2m未満だと建物が建築できません。
また、日照、通風等の確認と合わせ、一日現地にいて交通量の有無を調べることも大切です。

(4)日照、通風、水はけの確認!

日照、通風が確保されているかどうか、現地で確認しましょう。
天気の良い日に一日現地にいるくらいの確認が必要です。
隣地の建物が高い建物であれば、なおさら確認が必要となります。
周辺より土地が低ければ、水はけは悪いはずです。
どんなに気に入った土地でも、雨が降った後、現地で水はけを確認する必要があります。

(5)登記簿謄本の確認!

法務局に行けば、誰でも登記簿謄本の取得が可能です。
実際に登記簿謄本を取得し、購入しようとしている土地の履歴を調べましょう。
以前に工場用地の跡地だったりしていないかどうか、土壌汚染の有無を確認します。
注意しなければならないのは、事務の簡略化により現在の所有状況しか分からないことです。
登記簿謄本を閲覧したいと法務局の担当に言えば、きちんと対応してくれるはずです。

(6)法的な規制の確認!

建ぺい率、容積率、高さ制限、北側斜線、道路斜線等の簡単な法規制は、区役所もしくは市町村役場の都市計画課、建築課に行けば、丁寧に教えてくれます。
また、前面道路の確認や計画道路の有無は道路課へ、上下水道であれば水道局で確認がとれます。

(7)地盤の確認!

地盤の状況を知ることは、非常に大切なことです。
その土地が軟弱地盤の疑いのある場合、購入前後で正式な地盤調査を実施することも可能です。
仮に軟弱地盤だったとしも、地盤改良などの地盤補強工事を行えば十分強固な住宅を建てることが可能ですが、それなりの費用が発生します。
最近は、便利なことに無料で地盤カルテやアプリまで入手することが可能となりました。
是非、この機会にお試ししてみては如何でしょうか。

地盤カルテ
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無料アプリ
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ご参考になりましたでしょうか。
次回は、一戸建て購入時の建物のチェックポイントです。