Top / QBlog / 2018-09-09

簡単!流行りのボタニカルインテリアに挑戦してみよう


ボタニカルインテリアに挑戦!

∞ 流行のボタニカルインテリアとは ∞

数年前から「ボタニカル」という言葉が色んな商品で使われるようになりましたよね。

シャンプーやスキンケア用品などではもはやボタニカルと書いてない物のほうが少ないのでは!?というほどです。

ファッションもボタニカル柄がトレンドの一つとして注目されています。

インテリアもその流れに乗って「ボタニカルインテリア」というものが今とても流行っています。

ボタニカルインテリアとは具体的に説明すると、植物や植物をイメージさせる小物を取り入れたり、ボタニカル柄のファブリックなどを取り入れたインテリアデザインです。

自然の中にいるようなリラックス効果が得られ、「毎日忙しいけど、家ぐらいほっとしたい」という現代人にぴったりのスタイルになっています。

とはいえ、リフォームを頼んだり家具を買い換えたりとなると、お金も時間も労力も大変なものです。

ここでは、1人でも簡単にすぐできる、素敵なボタニカルインテリアの部屋を作るコツを書いていきたいと思います。

仕事が忙しくて疲れている自分への癒しのため、また毎日遅くまで働いてくれている旦那様・奥様がお家に帰ってリラックスできるように、ぜひ少しでも取り入れてみてください。

1 まずは本物の植物を置いてみよう

ボタニカル=植物ですから、まずは植物がないと始まりませんよね。

たくさん置けば雰囲気もぐっとでます。

でも、手入れが面倒とか虫が来たら嫌だなとか敬遠している方も多いと思います。

そんな方におすすめなのが「エアープランツ」と「ハイドロカルチャー」です。

■エアープランツとは


ボタニカルインテリア2

生育するための土を必要としない植物なので、そのまま棚に吊り下げたり、お皿に置いたり、瓶に入れたりと、色々な形で使えます。

水やりも基本的に数日に1回霧吹きをかける程度で済むので、手入れは非常に楽なものが多いです。

もちろん植え替えなどの面倒な作業もありませんし、清潔なまま保てて虫の心配もありません。

吊りに適した長いものから、ころんとした丸いものまで形状も大きさも様々あるので、お気に入りを見つけてみてください。

生花店や雑貨店などによくおいてあります。

■ハイドロカルチャーとは


ボタニカルインテリア3

土を使わない水耕栽培のことで、ハイドロボールなどの人工の小石を使います。

土栽培に比べ虫が寄りにくく、清潔に保てます。水やりも容器の水がなくなってから(数日に1回程度)でいいので簡単です。

用意するものは・・・

・水耕栽培された苗(初心者におすすめの苗は ポトス・アイビー・ワイヤープランツ・パキラなどが挙げられます)

・穴の開いていない容器(水残量の確認のため、透明または半透明のものがよいです)

・ハイドロボール

・根腐れ防止剤(ゼオライト・ミリオンAなど)

・水耕栽培用の栄養剤


以上のものがあればすぐ作れます。

色々必要で費用がかかりそう・・・と思うかもしれませんが、ほとんどの物が100均で売っているので低コストで作ることも可能です。

お気に入りの容器に植えて並べれば、きっと素敵なインテリアになるでしょう。

ボタニカルインテリア④

また、机や棚に並べるだけではなく、天井やカーテンレール、壁などに吊るすとよりお部屋に表情がでて雰囲気よく仕上がります。

これはハンギングプランターといって、雑貨店にも売っていますし、自分で縄や針金を編んで作ることもできます。

2 ボタニカルインテリアに合うファブリックを取り入れてみよう

ファブリックは部屋の印象を決める大きな要素です。

特にサイズの大きい物ほど影響力があるので、選ぶ時は大きい物から順番に決めていくと失敗が少ないでしょう。

例えばリビングだと、カーテン>ラグ>クッションや小物類といった順番です。

5日ボタニカルインテリア

まず一番大きなカーテンを選ぶ時のポイントです。

面積が大きい物ほど彩度を抑えた色味の物を選ぶと、ナチュラルな印象で、リラックスできる空間になります。

なので、ボタニカルインテリアでは、カーテンは部屋にあるファブリックの中で一番彩度が低いものがおすすめです。

下の表は彩度と明度の関係を表したトーンと呼ばれる表です。

上にいくほど明度が高く、右にいくほど彩度が高くなっています。

この表でいうと中心から左側あたりの色味がカーテンとして合わせやすいでしょう。

ボタニカルインテリア6


彩度とは、色の鮮やかさ・強さを表すもので、彩度が高いとビビッドで鮮やかな色になります。

低いと落ち着いた色になり、彩度が0になると白・黒になります。簡単にいうと、赤や青の絵の具に、白または黒の絵の具をどのくらい混ぜたか?という感じです。

たくさん混ぜるほど彩度が低くなっていきます。

また、明度は白を多く混ぜると高くなり、黒を混ぜると低くなっていきます。

ボタニカルインテリア7

次にラグですが、これもカーテン同様面積が大きい物なので彩度は低めの物のほうがボタニカルインテリアに合うナチュラル感が出るでしょう。

基本的にカーテンよりも下側にあるものなので、カーテンより少し暗い色を選ぶと部屋全体に安定感がでて、部屋が広く見えるようになります。

上のカラーチャートでいうと、中心から左下あたりになります。

カーテンとの組み合わせの相性が大事になるので、頭の中で部屋の出来上がりを想像しながら選んでみてください。

サンプルがもらえるならぜひもらって、実際に並べてみてみるのがおすすめです。

ボタニカルインテリア8

最後にクッションなどの小物類です。これらのものは面積が小さく影響力は少ないのですが、その分個性を出しやすく、部屋の雰囲気を決める大事な要素です。

ファッション誌でもよく見る「小物で差をつけてオシャレに!」というやつです。

小さい物なので、思い切った派手な色、つまり彩度の高い色味の物、自分の好きな柄を使いやすい場所でもあります。

そうすることで全体がしまり、部屋としてみた時にぐっと印象的で魅力的になります。

これらの色味をふまえた上で、ボタニカル柄をいわれる植物をモチーフにした柄のファブリックもおすすめです。

ボタニカル柄といっても種類は膨大にあります。

抽象的な葉っぱのような大柄な模様から、小花が散りばめられた繊細でメルヘンチックなものまで様々です。

ぜひ好みの柄を探してみてください。

ただ注意してほしいことが、同じ部屋に系統の違う柄をたくさん取り入れると、雑然とした印象になり、まとまりがつきません。

1つの部屋には1種類から2種類ぐらいまでの柄にするのが無難です。

例えば、カーテンとベッドカバーを同じ柄にして、クッションカバーを違う柄にしてみる、といった感じです。

ボタニカルインテリ9

また柄や色は別でも素材を統一することによって一体感を出す方法もあります。

ボタニカルインテリアではよくリネンが使われます。

自然の素朴感を出すのにぴったりの素材で、インテリアグリーンともよく合うので、リネンで統一するのもとてもおすすめです。

3 壁を飾ってみよう

ボタニカル柄の壁紙や、素敵な色の壁紙は沢山あります。

壁というのは部屋の中でも面積が大きく、よく目に入る場所ですので、壁を変えればより雰囲気のあるボタニカルインテリアができます。

でも、壁紙を張り替えるのは素人では大変ですし、業者に頼めば結構な金額になります。

賃貸マンションなどの制約で張り替えられない方も多いと思います。

そこでおすすめしたいのが「ウォールステッカー」です。

また植物をモチーフにした壁飾りもいくつか紹介したいと思います。

■ウォールステッカー


10ボタニカルインテリ

ウォールステッカーとは、アメリカ生まれの壁に貼るシート状のインテリア雑貨のことです。

壁に穴を開けたりペンキで塗ったりするものではないので、賃貸マンションなどの制約がある方でも気軽に貼ることができます。

イメージと違ったり飽きたりしても、すぐ剥がせるのも魅力です。

値段も数百円から数千円台の物が多く、壁紙を変えるよりはるかに安くお手軽にできるのもおすすめポイントです。

絵柄・大きさともに非常に種類が多く、木や花などボタニカルインテリアにぴったりのものが沢山あります。

テイストもリアルなものからポップなものまで様々ですので、自分の部屋にぴったりな1枚を見つけられると思います。

ウォールステッカーの種類は大きくわけて3種類あります。

・ステッカータイプ・・・その名の通り、ステッカーになっていて、台紙から剥がして貼るだけです。誰でも簡単にできるので初心者にもおすすめです。

・水張りタイプ・・・切手と同じ要領で、裏に水をつけて貼るだけです。こちらも手軽にできるので初心者の方におすすめです。

・転写フィルムタイプ・・・台紙と絵柄が描いてあるステッカー部分と透明のフィルムが付いた三層構造になっています。台紙から剥がす前に上から台紙を擦り、透明フィルムに絵柄を転写し、貼りたい場所に透明のフィルムごと貼ります。最後に透明フィルムを剥がす、といった手順です。他のものよりも少し手間がかかり、貼るのにコツがいりますが、より細かい絵柄やリアル感を求める方におすすめです。

自分でできそうな範囲で絵柄に応じて選んでみてください。

■ドライフラワー・ウォールグリーン・アートフレーム

壁自体をいじらなくても、飾りつけで十分雰囲気ある部屋にできます。

ボタニカルインテリ⑪

ドライフラワーは定番のウォールデコレーションです。

荒縄をまきつけてそのまま吊るしたり、1本1本マスキングテープで壁に直接貼り付けたり、ウォールハンガーを利用して、籠や使わなくなったバッグなどに挿して飾ったりとアイデア次第で色々な飾り方があります。

素朴な雰囲気と優しい色合いがボタニカルインテリアにぴったりです。

⑫ボタニカルインテリ

このようにグリーンを額縁などにまとめて壁にかけるものをウォールグリーンといい、最近とても多く売られています。

中の植物はフェイクのものから本物まで色々です。

多肉植物で作られたものあります。

立体感があり、印象的な壁飾りになります。

もっとシンプルなものが好みなら、アートフレームもおすすめです。

植物をモチーフにしたものもあり、かっこいいおしゃれな雰囲気を出すことができます。

リアルなものから、シルエットだけのシャープなものまで色々選べます。

最後に


13ボタニカルインテリ

いかがだったでしょうか。

大掛かりなリフォームや大きな家具を買い換えなくてもできる、簡単・お手軽にできるボタニカルインテリアを紹介してみました。

たくさん書きましたが、これらを全て揃えなければいけないというわけではありません。

気に入ったものだけを日常のインテリアに少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか。

ここではボタニカルインテリアというテーマで書きましたが、基本的にインテリアデザインをする時は、大まかな方向性を決めて、そのテーマからぶれずに貫き通すことが、一番大事になってきます。

途中でぶれて全く違ったテイストのものを買ってしまって、結局ちぐはぐでまとまりのつかない部屋になってしまった、というのがよくある失敗例です。

そんなことにならないよう、「こんな部屋にしたい!」と最初に決めたイメージを貫いてくださいね。

いつもの部屋が素敵な癒し空間になるよう、少しでも参考になれば嬉しいです。





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