家を買うに良い時期とは(家族構成から見た場合)

マンションや戸建て住宅の購入時っていつがいいの?ってよく質問を受けます。

一言でいえば、この質問には答えは1つということはありません。

その質問される方それぞれに個々それぞれの回答があると言えます。

それは、人それぞれの生活スタイルや家族構成により生活が違うからです。またその家族の中での変化も必ずあるものです。

国税調査によれば、単身、夫婦2人、夫婦と子供、夫婦とその親などの家族構成があり、それぞれに家のことで多くの悩みがあるということが統計から出ています。

ここでは、その家族構成の中から、それぞれにある立場で見た家との係りと売買(買い時期、売り時期)についてみてみたいと思います。

まず数回で、夫婦と子供という家族構成から見てみます。

夫婦と子供という家族構成

その1回目は、その中でも来年はいよいよ小学生。年長さんのいる親のことについてみていきます。

なぜ、今回という初回にこの夫婦と小学校に上がる前の幼稚園や保育園年長さんの家族構成で見てみるかですが、

これには単純なとても個人的な理由からです。

それは私の娘が幼稚園の年長さんを担任しているからです。
(私の娘は埼玉県越谷市のある私立幼稚園で幼稚園先生をしているんですね。)(*^。^*)

では本題に。

まず、年長さんを持つ夫婦は売る場合も買う場合も引越しができるかどうかが最も重要な問題になります。

引越し問題とは、買う場合も売る場合もお子さんが環境の変化に対応できるかで考えなければならないからです。

実は、コーラルのお客様ですが新築を2回購入して、その2回とも購入後早々に売却された方がおられます。

1回目の新築はマンションで2回目の新築は戸建てでした。

この2回の購入とも、実はほぼお子様のために行われたと言ってもいいものです。

ご夫婦はとても子供さんを愛されておられ、またまず真っ先に子供さんのことを考えた結果のご購入だったにもかかわらず、

しかし、その思惑もはかなく外れ、2回とも入居することもなく売却されることとなったのです。

なぜそんなことになったかなのですが、それはお子様に引越しを反対されたからです。

子供には子供の環境があります。

幼稚園年長さんと言えども、もう子供の環境が有るのです。(実は私もびっくりしました。)

幼稚園先生の娘に聞いたのですが、もうすでに年長となると自分の考えとやりたいことが明確な子供さんがいるらしいのです。

私は、年長はまだまだ何も考えない子供だと思っておりましたが、そうでもないのです。

このくらいの子供に反対されるとどうも何も前に進まないとも言えます。

家の購入は子供次第

よくスーパーやドラッグストアで見かける光景ですが、

子供が泣きじゃくり「あれほしい、買って買って」って駄々をこねている場面があります。

こうなった場合、強引に連れ帰るしか他に方法はなくなります。

もう駄々を捏ねられると見栄えなどなく強引になるものです。

これがもし家の引越しだったらどうでしょう。

あなたは、この駄々を捏ねる子供を納得させることができますか?

私にはとても難しいことでした。

実は、もっとも売買タイミングで難しい時、それは子供が幼稚園時から中学生までなのです。

それも幼稚園児から小学生までが最も難しいかもしれません。

ただ、この時期って親にとって最も買いやすい年齢でもあるんですよね。

国税調査に見る男性31歳、女性29歳で結婚して1年後の子供が出来たとします。

その後月日がたち5年後がお父さんとして36歳、お母さんとして34歳となっています。

どうでしょう?。

この年齢、実に家を買いやすいし買いたい年齢と思いませんか。

しかも一番住宅ローンを借りるにも適した年齢なのですから、やっぱり購入に一番適した時期なのです。

この時期にマンションや戸建て住宅を買うとしたら、一番にクリアしなければならないことが子供の気持ちなのです。

子供の環境が変わることに子供に反対されるか賛成されるかで、家が購入ができるか出来ないかに大きな影響となるのです。

家を買うかどうか判断する場合、まずはお子さんがこの幼稚園児から小学生のうちはお子さんの気持ちを真っ先に確認する作業から始めるのがいいのかもしれません。

これ、実は最も自分たちの判断以外の問題で困る大問題なのですから。

この状況以外ではあまり他に影響を受けることはないのですね。例外的に家の購入決断はお子様次第となるということです。

それ以外は、ご夫婦の思惑で決断できるのではないでしょうか。

如何でしたか。家の購入って個々人の置かれた環境に判断が左右されるって一番良い例なのかもしれません。

次回は、夫婦2人のみについてみてみたいと思います。