おもしろ住宅のススメ?(タワーマンションの人間関係編)

前回はタワーマンション(構造編)として、
タワーマンション外見では騙されないで!
大切なのは中身(構造)よ!
という観点からお話をさせて頂きました。

今回は、同じタワーマンション編ではありますが、
人間関係の観点からお話をさせて頂きます。

憧れのタワーマンションイメージ図

我が家のお隣さんは、少しばかり変わっている方でした。

廊下でたまにお会いした時には、ご挨拶を当たり前のようにしていたのですが、私が視界に明らかに入っているはずなのに・・・完全無視をするんです。

幼稚園生の娘が挨拶をしても、ガン無視します。
挨拶をしたら、大人は挨拶を返してくれるものと思って信じていた娘はかなりショックを受けたらしく・・・

「ママ、いい大人の人でも挨拶の仕方を分からないまま大きくなった人もいるのね。それとも、日本人に見えて・・・日本人ではないのかな?でも、明らかに日本人のお名前の表札よね。」

私に汚れのないつぶらなお目目で聞いてきました。

子供って鋭い。かなり深いところまで見ている。いい大人に成長していた私は、そう感じたものです。

バルコニー1

そのお隣さん、ベランダにちょっとした家庭菜園ならまだ我慢も出来るものの・・・大きな木が生えているやら、蔦がはっているやら、大きな水瓶は置いているわ、かなり自由奔放にアマゾン地帯を形成していました。

まるでジャングル・・・お前はターザンか?と、疑うくらいの出来栄えでした。
いざと言う時には避難経路になるはずの簡易扉にも蔦が生い茂り、その扉の前には大きな木と水瓶があるため、もれなく火災などが起きた際には通れなくなり、焼け死んでしまう状況が、容易に見て取れる有様でした。

:壁と蔦のイメージです

扉が通れないのも困りものでしたが、それだけには留まらず・・・我が家に多大なる被害を及ぼすそんな状況が、これから襲ってくることになるのです。

ゲリラ豪雨があった次の日、私が洗濯物を干そうとベランダに出ると・・・なんと、黒いものが転々とお隣から我が家に這って蠢いてくるのが見えました。

ゲリラ豪雨のイメージ図

私は驚きのあまり悲鳴をあげました。

あまりにも大きな悲鳴だったため、驚いた主人と娘がセットで飛び出して来ました。


「ママどうした?」


私は不気味さのあまり何も言えずに、ただベランダの床を指差していました。続いて娘の奇声。


「パパぁ!黒い点々がいっぱい動いてる!何これ〜!」


驚きながらも3人で床をじっと見つめていると、黒い点々がタニシである事が判明しました。なぜタニシ?なぜ水田もない我が家のベランダにこんなにタニシ?ふと、私の脳裏にお隣の水瓶がよぎりました。

私は危ないからと止める家族の言葉も振り切り、ベランダに乗り出してお隣をのぞき込みました。

タニシt

なんと、昨日のゲリラ豪雨で水瓶に水が溜まりすぎ、そこから水とともにタニシが溢れ出していました。
排水溝のある我が家は、当然お隣からの水が流れ込む構造になっていたため、水が流れやすくお隣から我が家へ傾斜していました。その水が流れ込む水路いっぱいに、タニシと泥が溜まっていました。

タワーマンションの構造上、ロの字型で真ん中が吹き抜けという作りになっていました。そのため、角部屋の4箇所に排水溝が設けられています。
我が家は角部屋だったので、全てのお家の排水が流れ込む仕組みになっていました。角部屋はいいけれど、排水溝があると言う点では・・・購入する際の選択肢としてよくよく考えた方がいいかもしれません。あるいは、タニシを飼うようなお隣さんに恵まれないことを祈るしかありません。


せめて愛想のいいお隣さんならまだ許せた。

せめてご迷惑お掛けしてすみませんくらい声をかけてくれるお隣さんなら、まだ怒りも収まった。私は腹の虫が収まらず・・・

しかし、主人と娘は


「大変だぁ〜!タニシが襲ってきたぁ〜!」


と、言いながら楽しそうにプチプチとタニシを踏み潰していました。

その日から、我が家とお隣さんの境目には、レンガで作った頑丈な壁が出来ました。

しかし悲しいかな・・・タニシはその隙間を縫って我が家に攻め込んできます。進撃のタニシ状態でした。

タニシだけでは飽き足らず・・・春には花粉が。夏には虫が。秋冬には落ち葉が舞い込んできました。

マンションに住んでいるはずなのに、我が家のベランダでは四季折々の姿が楽しめる?ようになっていました。

お隣さんのジャングルのお陰で、とんでもない危機に瀕した時もありました。

引越しして間もない頃、主人は仕事で遅く、娘と2人でお家にいた時の話です。
その日は台風が来ており、雨風がとても酷く全く止む気配がありませんでした。娘と2人でお外を見つめながら、パパ、帰りは大丈夫かな?なんて話をしていた時です。

どこからか、ちゃぽんちゃぽんと、水が波打つような音が聞こえてきました。
不思議に思い、足元に目をやると・・・ベランダが床上浸水していました。正しく言えば・・・ベランダに水が溜まっていました。

通常ですと、我が家のベランダと部屋の間には高さ15センチほどの高低差がありました。
しかし、その高低差がなくなり、もうすぐで部屋の中に水が染み込んで来そうな勢いで溜まっています。

焦った私は、主人に電話しました。


「パパ、タワーマンションって・・・台風になると床上浸水するの?」


主人は呆れた声で


「そんな訳ないだろう。今時のマンションで、なぜ床上浸水?」


「いやいや。だって、ベランダに水が貯まってきてるし、もうすぐ窓枠を超えそうなんだけど。どうしたらいいの?」


主人・・・私・・・絶句。何が怒っているのか分からない状況でした。


「なんかさ、排水溝に詰まってるんじゃないの?外に出て排水溝見てみるしかないよね。」

主人がポツリと言いました。

外を見ると酷い暴風雨。

出たくはないが、私しか大人はいない。


仕方なく、私はスーパーのレジ袋を片手に窓を開けようと試みました。
窓が開かずに、窓枠と格闘すること15分。やっと窓が空いた時には、雨風が部屋の中に入り込み、リアルポルターガイスト!開けたはいいが、今度は窓が閉まらない。

やっとの思いで閉めて、やっとの事で私だけベランダに出て、裸足で排水溝まで歩いていきました。

ここは都会のマンション。

でも、やってることは原始人。泣きたくなりました。

ベランダには明かりがなく真っ暗な中、全身があっという間にびしょ濡れになり、髪を振り乱した女が1人・・・素手で排水溝に手を突っ込み始めました。きっと、外で誰かが見ていたならば・・・かなりホラーだったと思います。

手を突っ込み始めて、暗がりの中、詰まっているものを掻き出してみると・・・なんと、落ち葉!?隣からの枯葉が風で我が家に入り込み・・・幾重にも積み重なり、地層となり、排水溝を塞いでいました。そのため、我が家は水没寸前に!


全身ずぶ濡れになりながら一生懸命に落ち葉を掻き出しました。しかし、掻き出しても掻き出しても終わりが見えない。そうこうしているうちに、時間としては30分ほど外で排水溝の掃除をする羽目になりました。

ズゴゴゴゴォォォ〜。

という轟音と共に排水溝に水が吸い込まれ始めた時の感動といったらありません!達成感!頑張った感!なんとも言えない感慨深い思いが私を包み込みました。


「娘よ!母は家を死守したよ!」


心の中でそう叫びました。

その時です。

危うく腕を排水溝に引きずり込まれそうになりました。

ヤバかった。

本当にヤバかった。

自宅マンションで水死体で発見されるところだった。
本気で焦りました。

画像はイメージです。


前回でもお話をしましたが・・・外見に騙される、近隣の住民に恵まれない、そうすると憧れのタワーマンション生活もホーンテッドマンション生活になります。

そして、まかり間違うと・・・自分自身がゴーストとして、他人様のホーンテッドマンション生活に出演することになるかもしれません。

ホーンテッドマンションのイメージ図

その日を境に、レンガの強硬な壁以外に、落ち葉が流れ込まないように我が家は網を張りました。
タニシと落ち葉が隙間から流れ込んでこないように・・・目の細かーい網を選びました。

憧れのタワーマンション生活、我が家にとっては色々な感慨深い思い出しか残っていません。

人間関係といえば、忘れてはいけない子供同士のお付き合いにも、お住まいの階数が影響を及ぼします。

もし、低層階に住んでいたならば、高層階のお友達にはなかなか相手にされません。

あなたのお子さんが誰よりも勉強ができたり、誰よりも運動ができたり、誰よりも先生に可愛がられていたりといった、高層階にも負けない強みを持っていれば別ですが。

タワーマンションに住むと言うことは、言わずと知れた「タワマンカースト制度」を生み出すことになります。

タワマンカーストのイメージ図

高層階に住んだら住んだで、乗り物酔いに弱い人は大変です。

毎日が船酔い生活になることは間違いありません。

しかし、船酔い環境に慣れた暁には、カーストの頂点に立つことができるのです!

ご自身のライフスタイルに合った階数をお選び下さいね!

住んでみなければ分からないこと、気がつかないこと、たくさんあります。

是非、皆さんがタワーマンションの購入をお考えの際には、不動産屋さんと懇意になり、たくさんの情報を仕入れてからご決断下さいね。

ちなみに我が家の終の住処は、タワーマンションすれすれの20階以下の駅近新築マンションに決めています。

老後の固定資産税やら修繕積立金やらを考えると、もうタワーマンションを選ぶことはないかもしれません。

皆さんにとって素敵なお住まいが見つかりますことを心よりお祈りしております。

次回はまた違った観点から、住宅をご紹介していきたいと思います。

東京のタワーマンションイメージ画像



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