マンション所有するということのリスクについて

もう後がないマンション売却の現場!

ここにある現実。
あなたは見たくも聞きたくも、読みたくもないかもしれない。

しかし、今、現実としてマンションはとても多くの物件で売り出してもなかなか成約しない状況にあります。

しかも、これからの不動産市況は良くなることは無く、悪くなるばかりです。

ここに、これから先の日本に起こる未来年表があります。

この未来年表は、ほぼ確実に起こる事が専門家で確実と言われています。

電子版を合わせ44万部を突破したベストセラー新刊『日本の未来の年表』 (講談社現代新書)2017年から2065年頃までに一体何が起こるのか、著者「河合雅司」氏(産経新聞社論説委員、拓殖大学客員教授、大正大学客員教授。専門は人口政策、社会保障政策。内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員などを歴任)が語った日本の未来予測なのです。

では、見てみましょう。

2018年以降予想されている日本の未来はこんな感じです。

・2018年 私立大学の半数が倒産の危機(定員割れの現実)

・2020年 女性の2人に1人が50歳以上

・2024年 3人に1人が65歳以上の超高齢化社会

・2026年 認知症患者数が700万人規模へ

・2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家・・・・・・現時点(2018年)から15年後です!

・2040年 自治体の半数が消滅の危機

・2042年 高齢者人口がピークになる(約4000万人)


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アマゾンプライム

実は、今、日本は毎年労働人口が1%も減少していると言います。

1%と言えば、日本の総人口が1億2000千万人と言われていますから、120万人にもなります。

しかも、それだけではありません。

厚生労働省の人口動態総覧によると2016年の出生数の推計は98万1,000人という結果となり、1899年(明治32年)の統計開始以来はじめて100万人を割りました。

その結果、人口における自然増減数の推計値はマイナス31万5 ,000人にもなっています。

これは、東京都中野区(平成27年国勢調査の結果)や埼玉県越谷市(2018年4月1日現在の全人口)とほぼ同じ人数がまるまる日本からいなくなってしまった計算になります。

2011年以降、自然増減数は毎年マイナス20万人(東京都台東区の全人口とほぼ同じ)を超えていることから、数十万人規模での日本の人口減少はしばらく続きそうなのです。

そんな中、空家問題はますます深刻になるばかりです。

空家の現状と言えば、住宅流通量の少なくなる地方部が多いのですが、東京都においても80万戸以上の空き家が発生しており、過半数の50万戸以上は鉄骨造または鉄筋コンクリート造の共同住宅、つまりマンション等です。

大半は賃貸用のマンションではありますが、「売却用」で約3万戸、「その他」で約5万戸と、分譲マンションにおいても空き家が相当数あることが伺えます。

また、どのような経緯で空き家を取得したのかということについては、国土交通省が行った平成26年空家実態調査によると、過半数の56.4%が「相続した」という理由でした。親とは別の場所で自宅を購入するというのはごく一般的なケースですが、親が高齢化してくると、空き家問題も他人事ではなくなるのです。

予想と書きましたが、極めて精度の高い予想で、よっぽどのことが起きない限りはこの通りになります。

少子高齢化の最大の問題は働けない人が増えて、働ける人が少なくなる事です。

少子高齢化は、目に見えて変化が分かりずらいという、言い換えれば今日と明日では状況がほとんど変わらないという状況にあります。

しかし、日本全体の数で見ると、1年でぽんっと中核都市のひとつが消えてなくなるほどの変化が起こっているんです。

このように未来年表を作ってみると、5年、10年先には大きな変化があることが読み取れるんですが、身近なところでは気が付けずに危機感を持たないまま過ごしてしまいます。

不動産は文字のごとく、動かすことができません。

日本にある不動産を不要だからと、自動車のように東南アジアやアフリカ、中南米に移設することはほぼ不可能なのです。

ましてやマンションは尚更でしょう。

マンションの空家問題は、日本に住んでいる限り、私たち全員が直面する大問題であるんですが、 なかなか見えづらいという事も有り、危機感を感じずに進んでしまっているんです。

いざヤバイと気づいた時にはもう手遅れ、という状態になります。

「ゆでガエル理論」というのがありますね。

カエルを熱湯の中に入れると驚いて飛び出しますが、 常温の水に入れて徐々に熱すると、カエルはその温度変化に慣れていき、 気づかないうちにゆであがって死んでしまうという話なんですが、マンションの空家問題はまさにこれに該当します。